今年の夏は冷や汁で生きる
みなさんは、冷や汁、ご存知ですか。
宮崎の郷土料理としての冷や汁が一番有名でしょうか。調べてみると全国各地に似たような料理があるみたいです。わたしの実家も別に宮崎県ではありませんが、夏になるとよく祖母が冷や汁を作ってくれていました。
ちなみに、わたしは(というか少なくとも実家の文化では)冷や汁というと「冷たい味噌汁」までのことを指していたのですが、一般的には「冷たい味噌汁をかけたごはん」までを冷や汁と呼ぶみたいです。
この結果を見たとき「うせやろ」と声が出た。
食べたことない人からしたら、冷たい味噌汁なんて気持ち悪い、と感じるかもしれません。しかし、冷や汁は単に冷めた味噌汁ではなく冷や汁に特化したレシピなので、味噌汁とは全く別物として味わえます。具材も、きゅうりやみょうが、大葉など、爽やか系の薬味がメイン。じゃがいもポタージュとビシソワーズ程度には違います。(いや、一緒か)
普通の冷や汁のレシピは以下の通り。
1.焼き魚の身をほぐして味噌やごまと一緒にすり鉢で混ぜる
2.1を炙って焦げ目をつける
3.2を冷たいだし汁でのばす
4.具材(薬味)を入れてごはんにかける
う~ん、めんどくさい。焼き魚がまずめんどくさい。炙るのも難易度が高い。冷たいだし汁を用意するのもめんどくさい。
・・・と思うじゃないですか。イマドキはいくらでも便利なものがあって
この、冷や汁の素!水で溶くだけで上品な冷や汁味の液体ができるのです!! 今日は、これが割とマジで美味しくてハマっている という話です。
これに薬味を浮かべるだけだと魚要素が足りないので、わたしはいつも魚の缶詰を入れています。ツナ缶とか、鯖缶、鮭缶でもいいな。これがまたうまい。汁ごとドボンすることにより、完全にうまみバフがかかるのです。お手軽で強い!
わたし流作り方はこれ!
材料(まとめて作って冷やしておくと便利なので2回分の量)
・デカいきゅうり 1本
・みょうが 2本
・大葉 5枚くらい
・魚の缶詰 1つ
・木綿豆腐 半丁くらい
・冷や汁の素 大さじ2
・水 200mlくらい
1.具材の用意
・きゅうりは薄めの輪切りみょうがも薄めに輪切り(縦半分に割ってもよし)
・大葉は千切り、豆腐は適当に手でくずす
・缶詰のアブラの切り方は好きなようにしてくれ、ツナ缶くらいなら全部入れても大丈夫
・鯖缶の臭みが気になるときは生姜チューブをにゅりっと絞るのも良し
2.冷や汁の素を水で溶いて、その中に1を入れてひと混ぜ
3.キンキンに冷やす
これをごはんにかけて食べると模範的冷や汁。かなり具沢山なのでそのまましょりしょり食べたりしてもいいです(その場合は少し水を足さないと濃いかも)。おすすめはそうめんにかけるやつ!ごはんよりもさらさらいける気がして、夏にぴったりです。マンネリ化しがちなそうめんのバリエーションにも是非。
見た目はちょっとアレだが本当にうまい。
きゅうりは塩もみするって書いてるレシピが多いけど、わたしはそのままが好きです。何故ならしゃきしゃき感がさわやかだから!あと冷やしてるうちに味噌汁の浸透圧で多少しんなりします。
最後にすりごまを足しても美味しいです。冷や汁の素の時点で既にごまの味がするのですが、自分ですりごまを足すと更に香ばしくなるので。
暑くなってくると栄養のなさそうなものばかり食べてしまうのですが、冷や汁は何となく許される気がするんですよね。野菜も食べてるし、魚も豆腐も食べてるしで、完全栄養食では?と思ってしまいます。あとやっぱり味噌って安心感がある。味噌さえ摂っていれば健康!みたいな信仰、ありませんか?わたしだけですか?そうですか・・・
おわり
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