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豚だけど紅茶を飲む

わたしは紅茶が好きだ。生粋の紅茶好きだ。ちゃんと好きな紅茶を茶葉で持ってるしティーポットもある(茶漉しがないけど)。小学生の頃から紅茶をガブガブ飲んでいる。かれこれ20年紅茶を好きでいるらしい。

こう見えて、毎日紅茶を飲んでいる。デブなのに、紅茶が好きだ。しかも無糖で飲んでいる。デブなのに。いや、むしろ何で無糖で飲んでいるのにデブなのか。どういうことなのか。

まあ、わたしがデブなのは、どんなにヘルシーなものを食べてもヘルシーなものを飲んでも、それ以外でドカドカ食べてしまうからだ。単純に胃の容量が人よりデカイから仕方がない。

デブが言っても信憑性が薄いかもしれないけれど、紅茶はいいぞ。何より、熱湯を注いでいい。うまい緑茶だと少し冷ましてからお湯を注がなきゃいけないけど、わたしはADHDだからお湯を冷ましている間にお湯の存在を忘れて水に戻してしまう。その点、紅茶はケトルがパチッといったら即注げる。同様の理由で焙じ茶も好きだ。あっと思ったときにすぐ行動して許される作業は、とても気持ちがいい。

話がそれた。

毎日紅茶を飲むとすると、茶葉代がかさんでしまう。ストレートでうんまい茶葉は、やはりまあまあ高い。あと、食器洗いが心底嫌いなわたしは、茶葉で淹れるとティーポットを洗うのが面倒臭すぎて極限まで放置し、ポットの中に腐海を生成してしまう。過去に茶漉しごと腐海を捨てたので、今、茶漉しが無い。紅茶を淹れるたびに茶漉しごと捨ててしまうようでは、いくらなんでもランニングコストがかかりすぎる。

だからわたしはアホほど安い茶葉をティーパックで大量にストックしている。いや、本当に安い。100パックで500円くらい。引くほど安い。このおかげで、2杯目淹れるときに新しいティーパックをケチらず使うことができる。これは革命だ。

安いティーパックとはいえ、普通にうまい。ストレートでもいけるけど、わたしはミルクティーが好きなのでミルクティーにする。

安いティーパックをデカいマグカップにヴンと入れ、ケトルがパチッといってすぐの熱湯を勢いよく注ぐ。時間があるときはお皿でフタをして、5分蒸らす。でも大抵時間がないし、蒸らしている間に紅茶の存在を忘れるので、ティーパックをヴンヴン振り回して牛乳を注ぐ。コーヒーフレッシュはダメ。牛乳を注ぐ。それだけ守ればうまいミルクティーが飲める。1日に2杯は飲んでしまうな。

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飲んでるうちに冷めてきたりするから、そのときはティーパックを取り出してレンジでチンする。ぼーっとしてると、朝レンジからキンキンに冷えたミルクティーが発掘されたりするので、チンと鳴ったらソッコー飲む。熱々のミルクティーはうまい。

100パック500円のティーパックはAmazonで買える。なんかタイミングによって買えたり買えなかったりするので、買えるときにまとめて買う。コスパが良い。コスがやたら低くて、それなりのパが保証されている。安心がすごい。50パックの箱だといつも買えるけど、単価が上がる。まあそれでも安いので、全然アリだとは思う。

そういえばドンキで同じくらいの価格帯の紅茶を買ったことがあった。箱の中に裸のティーパックがズラズラ並んでいてコスト削減を感じたけれど、ミルクティーにしても飲めたものではなかった。それでももったいない気持ちを捨てきれなかったので、30パックほどを大鍋で煮出して、ちょっと鮮やかすぎて穿けないなぁと思っていた真っ青のズボンを染めた。真っ青のズボンがくすんだ青のズボンになったけど、結局それを着ることはなかった。

まあ、日東紅茶の100パック入り箱は普通にうまいし食用なので、紅茶染めなんてしなくてもいいと思う。

ミルクティーじゃなくてもいいが、なんかこう、毎日決まったものを飲んだり食べたりするのは、生活の軸になって良い。まともな生活を送っている気にさせる。まともな生活を送っている実感は、自己肯定感を上げてくれる。ミルクティーを飲むだけで精神が安定する。

ただ、カフェインが多いからか頻尿になる。夜に何度もトイレに起きるので、ぶっちゃけ晩ごはんのあとにガブガブ飲むものではない。寝不足にもなるし。でも、今日も既に2杯飲んでしまった。学ばない。

頻尿になることよりも、自己肯定感アップの方が大事だ。こうやって些細なことでも自己肯定感を上げていかないと、こんなクソみたいな社会で生きていけるわけない。社会より自分のほうが正しいと思ってはいるけれど、社会のほうが自分より強いので、何だかんだクソみたいな気持ちで平日を過ごしている。

だから、今日も頻尿になりながらミルクティーを飲む。



おわり

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