歌に物語はないのか(ONE PIECE FILM RED)
ONE PIECE FILM REDを10/1(土)にみにいきました!ミュージカル映画が大好きなので、「そういう意味でそんな歌詞だったんだ!」と聴き込んでいたはずの曲の意味が変わっていって面白かったです。お金があれば4DMXでも観たかったです…(フリーターはつらいよ)
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ONE PIECEどのくらいみてる?
映画なら
ONE PIECE FILM Zもみたことあります。紅の豚のような漢の戦いがよい!映画館でみたあと海導をキーがあわないのにムリして歌おうとしていました。
原作なら
映画鑑賞時では、〜空島&パンクハザード&ホールケーキアイランドまで読了。ジャンプ+とONE PIECE 公式漫画アプリに必死に喰らいついてました。
執筆時(2022/10/10)は、
〜ウォーターセブンまで&パンクハザード〜ドレスローザ&ホールケーキアイランド&ワノ国途中まで読みました。
アニメなら
インペルダウン〜ドレスローザをリアルタイムで見ていました。
2009〜2016年か。6年前!
好きなキャラは
アマゾン・ココロばーさん(とチムニーとゴンベー)・ブルック・ニョン婆・ブリュレ・パウンドあたりですかね。ババアとジジイがすきです。(ブルックが好きなら、はやくスリラーバーク編をみろ!)
ごめんね。スリラーバーク&シャボンディ&ゾウはこれから見るからね。よしよし。
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ONE PIECE FILM REDの評価
映画の評論をよむのが好きなので、感想考察をTwitterでもYouTubeでも漁っています。わたしはなんでも褒めてしまうため、酷評もよんでいます。わたしは気づかなかったシーンに触れられていたり、めちゃくちゃ面白いです。
キャラが多すぎとか(わかる)、なんでウタをああなるまで放置してたんだとか(わかる)、ルフィってこんなやつじゃなくねとか(ザワザワして悲鳴あげる)。
そういうのは、悪魔の実なんて存在している時点で諦めるしかねぇなと個人的に思っています。わたし、諦めはいいんで!
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そのなかで気になったのは、「歌ばっかりでストーリーがない。」
わたしは、ミュージカル映画だいすき芸人ですから「おぉぉぉぉい!」と吠えました。
ミュージカル映画では歌で心情描写や登場人物同士でコミュニケーションをとります。元々ミュージカル映画が好きならこのような感想が出る映画ではありません。少なくとも、(素晴らしい演出を脚本がぶっ壊していると話題の)「竜とそばかすの姫」よりは丁寧な映画です。
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ミュージカル映画 ONE PIECE FILM REDを楽しめないのって何のせいなんだろう。
FILM REDはミュージカル映画です。そういう映画です。FILM Zと全く違うからびっくりしました。すべての海兵を育てた最強の漢じゃなくてかわいいメンヘラ女子が脅威なんですから!
じゃあ、これまでのFILM系のONE PIECE映画を楽しめたのに、REDでは「歌が多すぎてきもちわるくなって吐きそうになってしまった」人の要因を考えてみます。
1 Adoが苦手である。
Adoさんは「うっせえわ」で一気に人気になりましたが、暴言ソングです。上白石萌音さんの「夕陽に溶け出して」のようなうつくしい歌ではありません。無難ではありません。だから苦手になってしまうのは仕方ありません。
Adoさんは、「世界のつづき」のようにおだやかな曲も歌えると映画を鑑賞された方々はご存知だと思います。一番いざ映画を観たら手のひら返ししやすいタイプですね。
2 単純にウタ(とウタの歌)に興味がない。
「ONE PIECEはアクション映画としてつらぬいてほしい」の場合です。なぜ、ポッと出の幼馴染がシャンクスより前に出てくるのかが理解できない。
たしかに、ルフィの対として「新時代とはどうつくるものか」を描くためだけにポッと出のキャラです。ウタは平和主義な黒ひげだと、わたしは思ってます。「ルフィの対」のウタを面白がれないとウタの歌を聞くのもしんどいです。あとメンヘラですし。メンヘラの相手をするって映画越しでもしんどい。
FILM UTAではなく、FILM RED なのは観客を呼び込みやすいからだと思っています。ONE PIECE本編がそろそろ終わるよ!の合図の側面も。シャンクスも十分見せ場がありましたけど、ルフィとウタを繋ぐ存在としてのシャンクスですね。
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3 ウタの歌うラップが早すぎる。歌詞がむずかしすぎる。
ウタはよく舌が回ります。特にラップは初見でわからない。ラップがうますぎるひとは、聴くひとを置いてけぼりにしてしまうこともあります。
↑初見でわかりますか?わたしは、わかりませんでした。
なにもあなたの聴覚がよわい訳ではありません。彼らがスーパーすぎてあなたがつり合わねェからです(スリラーバーク編を読んでいない人間が言うな)。
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4 観客に、メロディにのっかた歌詞を理解しにくい特性がある。
結局、これです。これは頑張ってもどうにもなりません。宿命です。
↑認知特性テストはこちらがとっつきやすいです。
人間には認知特性というものがあります。この認知特性テストでいうと、ラジオやサウンドの特性が弱いひとはもうミュージカル映画は諦めてください。
メロディにのった言葉を抽出するのが苦手だと、雑音が乗っているようにしか聞こえない。実は、歌にもストーリーはあるのに雑音だからストーリーと思えない。ストーリーがわからず吐きそうになってきもちわるくなってくる。字幕付きのミュージカル映画ならマシになるかもしれません。なかなかないですけどね。
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最後に、「公式が勝手に言っている」ってなんすか。
これもウタと同じくらいポッと出ですが、わたしの座右の銘を紹介します。
「他人に託しただけの夢は叶わない。」
勝手にONE PIECEはこうあるべきだと信じては絶望して。ぜーんぶ尾田栄一郎先生の妄想ですから。監督の考えも映画にはふくまれていますが、原作のスピードを犠牲にして尾田先生は監修して。たったひとりの男の妄想に、まじめになって心動いてケンカして。わたしたちはなんて、しあわせものなんでしょう。
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