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ポストカードを何のために買うのか〜6つのススメ〜

観光地に行くと必ずあるポストカード。だいたい100〜200円であることが多い。私は小4からどこに行くにしても買い続けている。

しかし、学校行事で美術館に行ったときにある同級生が言った。「ポストカードって買っても何も使い道ない。」確かにクリアファイルやトートバックやボールペンを買ったほうが実用的だ。

それでもなぜポストカードを私は買い続けるのか。そんな話を今回はする。


1.ポストカードは小さな絵画だ

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左上:草間彌生『黄かぼちゃ』  左下:パブロ・ピカソ『白い鳩』 右下:アルフォンス・ミュシャ『ジョブ

ポストカードは美術館の売店に必ずある。何千円もする画集の一方で約150円で買える絵だ。立体作品やインスタレーション作品は空間ごと撮られた写真で売られている。これだけでコレクター気分になれる。金額はコンビニスイーツぐらいなので実際は庶民だ。もちろん大量に買おうとするととんでもない量と金額になる。


2.記憶のトリガー、ランドマークになる

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左;本多群司『ランドマークタワー(山下通り)』 中央:岡本太郎『太陽の塔』 右:東京スカイツリー

観光地にもよくポストカードは売られている。横浜ランドマークタワーは2009年にみなとみらいの大通りの地べたで売っていたおじいさんから買ったポストカードだ。そして私が一番最初に買ったポストカードでもある。

東京スカイツリーは2014年に父と登ったときに買った。ついでに花やしきのスリラーハウスを「ぼろっwww」と笑いながら楽しんだことも覚えている。

太陽の塔は万博記念公園ではなく、2018年に川崎市岡本太郎美術館に訪れたときに買った。いつの日か万博公園に訪れたい。その気持ちが強くなった日だった。


3.悪天候、繁盛期に訪れても、美しい風景を記憶に重ねられる

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左上:細井健司『オーラを放って』 右:水野克比古『養源院 八重紅枝垂桜』 左下:水野克比古『三十三間堂本堂』

ポストカードにはその土地の美しい風景写真もある。オーラを放っては河口湖美術館で買った。写真のようなこんな明朝に狙って訪れることはできない。しかも、訪れた当時は曇りで富士山がはっきりとは見えなかった。だから余計にほしくなった。

養源院 八重紅枝垂桜は8枚セットの内の1つ。他にも夏秋冬の写真も集録されていた。そこに1年中ずっと訪れることは難しいので、1回でも訪れたときに買っておいたほうがいい。

三十三間堂本堂は多くの人が訪れる。こんな落ち着いた写真は観光客にはとれない。この写真も8枚セットの内の1枚だった。ここは仏像がとにかく多い。仏像の近くに寄っても似たような仏像が多くあるが、写真だとじっくり1つの像に集中できる。


4.展示会で気軽に買える、嵩張らない

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左:ぽこ 中央:ぺぐ  右:占十和子『おとなしくなんかないよ』

応援したい作家さんが多すぎて金欠なとき、とりあえずポストカードを一枚ずつ買う。少しでも長く描き続けて欲しいのならお金は出そう。


5.デザインの参考になる

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左:LiSA 『It's Party Time! 』中央:鑓水トキワ荘 右:分け目のとき

展示会のDMは作品ではないが、文字をどう入れるかの参考にはなる。デザイナー志望にしか理解されない理由だ。


6.海外旅行をしてきましたとアナログで報告できる

これに関してはポストカードの写真がありません!なぜなら文字が汚すぎたからです!本当はバチカンの黄色いポストに入れてバチカンの消印のイタリアの風景イラストのポストカードが着くはずだったのですが、消息不明です。こういう楽しみ方もあります。イタリア人が読むので、筆ペンで太く書いてはいけません。彼らは慣れていません。もちろん英語で!

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ポストカードの6つのススメ 以上

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