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ハロヲタから見た秋元康の詞。

この前アイドルを広く追っている友人から「坂道とかは見ないの?」聞かれました。そういう時に自分は決まって「秋元康があんまり刺さらなくて…」と答えています。
でも改めて考えると今までちゃんと秋元康が手掛けるアイドルの曲を聴いてきたんだろうかと思いました。
自分が小学生の頃にAKB48が大ブレークしテレビやラジオでは常にAKBの曲が流れていました。
当時の自分はアイドルに全く興味がなく、同時期に流行っていたKARAや少女時代などのK-POPも含めて全く通ってきませんでした。
唯一好きな番組の前に流れていたももクロのラジオを聴いていた影響でももクロは少し興味がありました(好きというほどのものではなかったと思います)。

ハロプロを好きになってからハロプロ以外のアイドルに関心が増えて、聞いたことある/見たことあるグループ名は激増しましたが、曲を聴くまでに至るところは少ないままです。

話は戻りますが、秋元康に対して自分はあまり良い印象を持っていません。美空ひばりや稲垣潤一などの名曲を作詞しているという面はすごいとは思いますが、彼のプロデュースするアイドルが世間的に人気で、自分の推しているハロプロのアイドルが自分が思うほどの評価を得られていないことに悔しさを感じているのかと思います(お前は何様なんだとは思いますが)。
加えて言うならば、自らが手掛けたアイドルと結婚したという点に戸惑いを覚えているのもあると思います。

そういうこともあって知らないままとやかく言うのは愚かだと思ったので、調べてみることにしました。
手始めに「秋元康 印象的な歌詞」と検索してみました。そこで出たサイトをいくつか見てみましたがあるあるとして風をよく吹かせているそうです。
他にもテレビで作詞法として話していたとする記事によると、歌うアーティストの状態や心情を考えた上で詞を考えるのだそうです。欅坂46の『サイレントマジョリティー』が例として挙げられていましたが、オーディションに集まった子たちからまさに歌詞のような大人への警戒や反抗心のようなものを感じてあの曲を作ったと話していたそうです。
ファンの人がまとめた「好きな歌詞〇〇選」などにもメンバーの卒業ソングが多く取り上げられていました。アイドルとしての視点の曲も多いらしくそこはハロプロとは違うのかなと感じました。ハロプロはアイドルとしてというよりも女の子としての曲が多いのかなと思いました。

他にある傾向としては、恋愛の曲は弱気な男子目線のものが多いのだそうです。自分に自信がなく女の子にアプローチできない男の子を主人公とした曲なのだそう。かくいう自分は思いっきりそういうタイプなのですが、あらためて刺さらないなぁと思いました。共感できる部分こそあるものの、だから良いと思ったかと言われれば「う~ん」という感じでした。それを女性アイドルに歌われてもねぇ?とも思いますしどうせなら女の子が主人公の曲の方が感情移入して歌えるんじゃないの?とかも思いました。
けど坂道グループとかは自分と同世代の支持を集めているので自分の意見は少数派なのかもしれないですね。

まとめとして、秋元康の書いた詞を見てみたりして(これくらいでわかったつもりになってはいけないですが)ミュージシャン出身の人の作詞と放送作家出身の人の作詞はアプローチとして違うものがあるのだなと感じました。秋元康はインタビューにて自分の面白いを信じて作詞をしていると言っている記事がありました。音楽に乗せるというよりも企画から入るのだと話しています。どういうものがウケるのかということと自分の面白いと思うものの塩梅が上手くできるからここまで沢山のヒットを生み出してきたのだと思いました。

これからもあんまり進んでは聴かないかもしれないですが、一有名作詞家として評価してあげたいと思いました(だからお前は何様なんだと)。

P.S.ジェロの海雪も秋元康だったの、かなりびっくりでした。

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