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俺は退屈な世界からメイドインアビスによって救われた

こんにちは、ぶそんです。
これが初投稿です。
他にも色々多く語りたいこととかもあるのですが、今回は僕自身一番好きな漫画のメイドインアビスのことから話したいと思います。

そもそも世界はぱっと見退屈だ

 退屈なんです、世界って。
世界中に何があるかグーグルマップで分かってしまうし、地球の神秘なんてここ400年の人類があらかた見つけてしまった。山々の神秘は消え登山というスポーツのステージとなり、遺跡の謎は解明され観光地にとなってしまい、世界の発見は瞬時にインターネットを駆けてしまう・・・
僕は生まれる時代を数世紀間違えたうっかり屋さんだ。こんな退屈な世界に生まれるつもりはなかった。
”未知への冒険”という甘美な体験を得られない最悪な時代、インディージョーンズに憧れた少年はグーグルマップに絶望してその夢を腐らせることしかできなかった。

だからといってその夢が腐り落ちるのを見ているだけは嫌なんです。
そりゃ求めましたよ、異なる世界の夢を何度見たか。だけどいつも物足りなくなってしまう。それはそうだ、酷くわがままだけど”未知”を求めているんだから、定型となった世界観じゃ満足できない。

常に渇望していた。

そしてメイドインアビスに出会った。

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俺が出会ったのは17歳の時、つまり2017年の時だ。2013年にメイドインアビス一巻が発売されているから僕は四年間も遅れている。何たる失敗、こんな傑作を俺は四年間も放置を・・・!?

まぁ一巻はプロローグみたいなもんですよ、二巻から凄まじかった。
神秘を纏い人を寄せ付けないアビス、未知の技術によって作られた遺物。そして猛威を振るう不思議な生き物たち…

今までずっと求めていた未知がそこにあった。ワクワクが止まらない、心臓で手の揺れが感じる。冒険に憧れた少年心がムクムクと呼び覚まされる。乾いた心に血が流れるのを感じた!!

なによりも絵本見たいな絵のタッチがファンタジーらしさを倍増させるんです。分かり辛い表現かもしれないんですけどファンタジーものによく出る羊皮紙のファンタジー本を読んでるつもりにもなれる。

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羊皮紙のファンタジーの本、憧れですよね。

この漫画は俺にとって夢の集まりみたいなものだったんです。そこで初めて、今まで燻っていた冒険心を思う存分解放できたんです。

メイドインアビスの魅力は”未知”と”残酷さ”

一つ言うと、メイドインアビスの考察は考察になっていないんですよね、物語の核心に触れることを言ってる人はほとんどいない。何故なら、僕たち読者は主人公のリコの冒険記を読んでるのであって、アビスの物語を読んでいるわけじゃない、リコ達と一緒に冒険してるんです。先に何があるかなんてネタバレはそこにはないんです。未知が先に広がっていて、それをかき分けていくのがメイドインアビスなんです。
情報が知れ渡っている今の世の中に反して、最新の世界が広がっていく快感がたまらない。

そしてメイドインアビスの重要な設定として登ったら呪いがかかるという物があります。

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六層まで行ったら問答無用で帰れない。
つまり覚悟が無ければ先に進めない。

それでもリコたちは前に進む

それが彼女らの冒険心の強さを証明しているんですよ。
自殺ともいえる冒険、でも名誉とか富じゃない本当の純粋な心が突き動かしているというのをこれでもかと伝えてくる。だからこそ、心の底から応援できる。

残酷さがリコたちの輝きを際立たせているんです。

それはそうとキャラが可愛すぎる

皆可愛い、作者のつくしあきひと先生は変態かよ(誉め言葉)

レグ、ロボットの少年

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リコ、アビスに憧れる少女

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”成れ果て”ナナチ

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この三人のメンバーで基本的にアビスに挑む(ナナチは途中参加)
(よくよく考えたら最後にキャラ紹介はバランス悪かったですよね。申し訳ない)

まぁ俺は断然ファプタが好きなんですが、それは後の後に出てくるキャラですからね。ここでは紹介しません。

いやー、それにしてもこんな可愛いキャラ達が辛い顔するのは非常にそそられ・・・

終いに

メイドインアビスには俺たちオタク達が捨てざるを得なかった冒険心が詰まってるんだと思うんです。皆もどうかメイドインアビスを読んであの頃のワクワクを取り戻してほしいですね。皆様にもアビスの加護がありますように

では!!


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