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まさに「てんてき」なんじゃないか?

髄液が漏れて入院しています。


前回までのあらすじ

ヒビってナースコールが押せない。
しかし、そんな僕に強敵が現れた。


これが強敵

点滴マシーン。
僕の現在の治療は基本療養。
点滴は水分補給と軽いくすりを入れてるんですが、メチャクチャ必要、抜けたらすぐに大変なことになるということではないです。
この辺についてはまた後ほど。

で、僕はこいつと四六時中つながっているんです。
もう僕の一部。病めるときも健やかなるときも。
いや、健やかなら必要ないんやけど!

こいつは一心同体。マブダチ。

だと思っていたんです。
ところがこいつ

すぐ警報出しやがるんです!
閉塞って多分どっかが詰まってうまく点滴できないですよってことなんですが、まあすぐに鳴る!
携帯とかいじって手を曲げたりすると、もう一大事かのように。
もちろん点滴できなきゃ一大事の方もいるんでしょうけど。

もちろん、なんもしてなくてもなる。
トイレで大便踏ん張ってるときもなる。
寝てるときもなる。

僕がうるさいだけでなく、もちろん同室の人にとってもうるさい。 

そして、僕にはこれを止める術はない。
そう、ナースコールを押さなければならないんです。
あんなにプレッシャーを感じるナースコールを強制的に!!
でもナース呼ばなきゃこの音がなり続ける!!
理想を言えば、この音に気づいた看護師さんが来てくれることですが、看護師さんも忙しいだろうし、「まあ誰か行くだろう」とか「ナースコール押されてないし」とか、僕だったらそんな風になるかもしれませんが、とにかく、呼ばなきゃ来ない。

この精神的苦痛。
点滴警告音とナースコールを押すことのジレンマ。

なので僕の現在の生活は「病気を治す」ことよりも「できるだけ点滴の機嫌をとる」ことに終始しています。

先程、マブダチとか一心同体とか言いましたが、違います。
僕はこいつに支配されてるんです。
こいつの点滴マシーンの思いのまま。
本当は寄生獣みたいなステキな関係性を築きたかったのに。
もう僕が点滴マシーンの一部です。

長いこと入院していて、まともな会話をしていませんが、みなさん、もし僕が退院して僕と話す暁に、僕が、「ピロリ ピロリ」としか喋っていなければ、こいつはもう、点滴マシーンになってしまったんだと思ってください。

(ピロリ ピロリ)

僕がイスカンダルに辿り着いたらこうなっているかもしれない。


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