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テレアポ部隊だと思っていたインサイドセールスへ。フィールドセールスから異動して変わったキャリア観

こんにちは。カミナシの露崎です。昨年に入社してから1年間、SMB領域(中小企業領域)のフィールドセールスを担当していました。2年目となる今年は、インサイドセールスを担当しています。

フィールドセールスからインサイドセールスへの異動を経て、自分自身とても成長することができました。振り返りも兼ねて今回の出来事を言語化してみようと思います。

この記事が次のような方の、少しでも参考になれれば嬉しいです。

・ベンチャー、スタートアップにいるが、充実感があまりない
・今現在のキャリアについて漠然とした不安がある
・今後のキャリアについての意思決定に迷いがある

※以下よりインサイドセールス=IS、フィールドセールス=FSで記載。

FSで売れず、社長からISへの異動を提案される

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「FSからISへ行くなんて、絶対嫌です。」

CEO諸岡さんとの面談時に感情的になり、言ってしまった。

6ヶ月程前のこと。CEOの諸岡さんからISにポジションを変えてみてはどうかと言われた。FSである自分が、月次予算の未達成記録が4ヶ月となっていた。成果を出せずにいる自分をみて、もっとPDCA早く回せるISで成功体験を積むのはどうか。その方がセールスとして最速で成長できるのではないか。という趣旨のものだった。

この面談で、社長が自分のことを考えて言ってくれているのは凄く伝わっていた。しかし、この時の率直な気持ちは「嫌だ」というものだった。自分の強みを発揮できると確信して、自分で選んだ「FS」という選択が失敗で終わるのが死ぬほど嫌だった。

周りとの思考レベルの差を理解する

翌日、モンモンとした気持ちで業務をしていた。すると何か違和感を感じた。この違和感の正体はすぐにわかった。今一緒に働いているチームメイトとの思考レベル(視座)の差に対して気持ち悪くなっていたのだ。

どういうことか。

昨日、社長と喋っていた時の自分(今の自分)は「個人の自己満足の為にしか働けてない」と気付かされたのだ。自分の場合、「営業スキルを高めたい!」「自分がトップセールスになる!」というような自身の自己肯定感を満たす為に、FSの業務を選択していた。ISへ異動してしまうと、お客様との接点が電話だけになるので、セールス個人としての成長機会が減ると感じていた。これは完全に自分にしか視点が向いてない。

一方で、周りの先輩はどうか。同じセールスチームの先輩は、自身のセールス業務とは別に採用業務にリソースを割いていた。例えば、セールスチームの採用KPI設計、採用面談を週に6回以上行うなどだ。狂ったほどリソースを割いている。

そして、この先輩は「自分の採用業務のスキルを高めたい!」と思って採用業務をやっている訳ではない。「今年の事業計画にある売上目標達成する為」にやっている。

もう少し詳細を書くと、当時のセールスチームの人数だと人が足らず、4ヶ月後の売上目標の達成は物理的に不可能な状態だった。ここから逆算して採用業務の優先度を上げて自身の業務を選択している。というのがこの先輩だった。

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※「セールス部門の選考フロー構築」までゴリゴリ進めている先輩

自分と先輩を比較した時に感じた。「俺って自分のやりたい、やりたくないで業務を選択してるな。」と。客観的に自分を理解した途端、急に恥ずかしくなった。自分の思考レベル(視座)の低さを腹の底から理解した瞬間だった。

異動拒否から一転。自らIS異動を選択

先輩のように「自分起点」ではなく、もっと「事業起点」で考えてみよう。改めて直近1年の事業計画を読み直した。売上目標と採用目標の部分を中心に、その目標を目指す過程で発生し得る課題を、思いつくだけ書き出した。その内容をまとめると課題は大きく2つだった。

①:新しく入社されるFSメンバーの早期立ち上がりが課題になりそう
②:FSの人数増にあたり人数分の商談量と質を維持することが課題になりそう

①については、すでにチームメイト2名がゴリゴリ進めている。②についてはまだ手付かずだった。他メンバーのリソースも空いてない。

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②の組織課題を解決する為に自分がISへ異動することは「自分を組織や事業の為に使うことになり得る!」そう思えた。翌日、もう1回面談を組ませてもらい自分から伝えた。

「僕、ISにいきます。」

それに加えて異動までの間、FSでの成果にコミットすることも改めて約束した。事業貢献という意味では、FSでは予算達成することがそれに当たる。今のFSとしての役割を放棄して、ISに行く訳にはいかないので改めて覚悟も決まった。

その後、チームのサポートのおかげで3ヶ月間・FSでの個人予算も達成し続けられた。それからISへ異動させてもらった。

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※異動後の新年1発目のmtgで「1年後の自分はISとして何を成し遂げているか?」を発表している写真

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異動して変わった価値観やキャリア観

このような意思決定プロセスを経て、ISへ異動し3ヶ月間の時間を過ごしました。振り返ると、FSからISへ異動して変わったことは大きく2つあります。

1つ目に、仕事をする中での幸福感がメチャクチャ上がりました。なぜかというと、「自分の為」ではなく「事業や組織の為」に働くってこんなに幸せなんだ。と気づけたからです。もちろん今まで通り自分の「個人成長」という部分も超重要視しています。自分が未熟だと、そもそも事業に貢献できないので。

ただ、今までと違うのは「自分の成長がチームや事業、ひいてはそれが社会の為になる」という繋がりに納得感を持って仕事をできていることです。

この状態で仕事をしていると、チームで1つのコトを成す為に、毎日仲間とモノゴトに打ち込めている高揚感を感じられます。今の会社メンバーは、おそらくほぼ全員がこの感覚で仕事をしている。そしてやっと自分もここまで来ることができた。

変わった点の2つ目は、将来のキャリアに対して不要な悩みを抱くことがなくなりました。不要な悩みとは例えば「ISとFSってどっちが市場価値高いのかな?」とか「ISに行った後ってどんなキャリアステップがあるのだろう?」とかのイメージです。

正直、自分もISへ異動を決めるまでは、この不要な悩みを抱いていました。ただ、これって考えの起点が「事業の成果に今の自分がどう貢献できるか」ではなく「自分のやりたいことをやる」だけで考えているからなのだと気づきました。

この出来事を通して自身のキャリアについて、良い意味で楽観的になれたのが良かったです。どのような楽観思考になったかというと、

「事業の成果に今の自分がどう貢献できるか」を問いながら実行し続けた結果として、自分のできることやスキルが増えている。このような結果論としてのキャリア形成でいこう。という感じです。(今回の自分でいうと、結果としてFSもISもできる人材になっているみたいな感じ)

ベンチャーやスタートアップだと組織の状態が急激に変化していきます。なので、この結果論的な考えが今のところしっくりきています。

それに先述の通り、組織貢献に重きを置いた働き方が何より楽しい。

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※カミナシのセールスチーム集合写真。撮影時だけマスクを外しています

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!

ここまで書いていて改めて、今いるカミナシの環境のおかげで成長させてもらっているな。と感じました。もし、お読みいただく中で少しでも「良いかも」と思っていただけた方、是非カミナシで一緒に働きましょう!

自分の方からも、もっとリアルな働き方をお伝えできます!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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