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"NFT"によるゲーム業界の変革

こんにちは。事業計画研究所です。

本日も「NFTの教科書」天羽健介/増田雅史(朝日新聞出版)の所感をレポートしていきます。

前回は、2回にわたり「”NFT×メタバース”が生み出す未来社会」について話してきました。

今回は「"NFT×ゲーム"が引き起こすゲーム業界の変革」というテーマで話していきます。

「日本産」NFTゲーム

2017年に登場した「CryptoKitties」からスタートしたNFTゲームの歴史ですが、当時はDappsやブロックチェーンゲームという名前で呼ばれていました。

CryptoKittiesについての記事はこちら↓↓↓

日本産のゲームとしては2018年に「My Crypto Heroes」がリリースされ、イーサリアムベースのブロックチェーンゲームとしては、取引高、取引量、1日あたりのアクティブユーザー数で世界1位を記録しました。

その後も「CryptoSpells」や「コントラクトサーヴァント」、「ブレイブフロンティア ヒーローズ」、「マイクリプトサーガ」などのタイトルが日本産のNFTゲームとしてリリースされています。

2021年に入り、国内の大手ゲーム会社もNFTへの参入を発表しています。

ソニック、ぷよぷよなどを手掛ける株式会社セガやファイナルファンタジーやドラゴンクエストといった有名タイトルを持つスクウェア・エニックスなどが開発を進めています。

NFTゲームと従来のゲームとの違い

NFTゲームはアナログのトレーディングカードゲームに例えられることが多くあります。

NFTゲームは「世界に〇枚しかない」ということが、NFTの性質上証明することができるため、アナログのトレカのようにプレミア価値を持つものが存在します。

また、トレカのように友だち同士で交換したり、ショップで取引をしたりすることも可能です。

一方でNFTゲームはデジタルゲームの長所でもある「手軽さ」「オンライン対戦」「無課金でも遊べる」といった要素も併せ持っています。

さらにNFTゲームならではの特徴として、「自分の所持しているNFTを別のゲームでも使える」といったことが挙げられます。

上の画像は、ブレイブフロンティアヒーローズとCryptoSpellsの間で実装されている仕組みです。

ポケモンのような同じシリーズのゲームではポケモンを別のソフトから移すということができましたが、まったく異なる世界のキャラを使えるというのはとてもわくわくしますね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「"NFT×ゲーム"が引き起こすゲーム業界の変革」というテーマで話してきました。

ゲーム間を越えてキャラクターが使えるという夢のようなことが一部ではすでに実現しているということを考えるといかにすごいことが起きているのかが分かりますね。

次回はそんな魅力にあふれるNFTゲームが、ユーザーによってさらに盛り上げられる秘密について話していきます。

次回作をお待ちください!

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