課題や思考の本質を見抜く!クリティカルシンキングについて
先日、「ロジカルシンキングを鍛える」という題材の記事を出しましたが
今日はそれに加える形でクリティカルシンキングについて記載しようと思います。
似て非なる考え方ではありますが、良く横に並べて考えられることが多い思考法の一つです。
先日の記事はこちらからご覧ください。
クリティカルシンキングとは?
日本語訳では批判的思考と訳されることが多いですが、物事の妥当性を客観的かつ構造的に振り返ったうえで、論理的に思考するパターンだといわれています。
思考が働く際、誰しも思考の癖や先入観・主観性というバイアスがかかってしまいます。
これらのバイアスを意識して、ひとつずつ取り除いて思考を整理することで、物事の客観的な妥当性や整合性が図れるということです。
ロジカルシンキングとの違いは?
「ロジカルシンキングとは物事を論理的に整理し筋道の通った思考・考え方」と先日の記事で記載しました。
クリティカルシンキングの違いがよく問われる内容になりますが、明確な違いは「物事の妥当性を判断するか否か」だと思われます。
ロジカルシンキングは論理的で筋道の通っている思考であれば間違いではないですが、
そもそも前提とする条件や課題が誤りであった際には最適解を見出せないことになってしまいます。
その点、クリティカルシンキングはステップごとで妥当性や最適解を検証しながら進んでいくので、多角的な視点で思考が可能になり最適解が出やすいと言われています。
イメージを作ってみたので、参考にしてみてください。
すごく簡単なイメージ例を挙げるとするなら
100円のハンバーガーを100個売りたいと考えた際に、
【ロジカルシンキング】課題に対して、解決法を探る。
・100個売る方法を精査・検討していく。
【クリティカルシンキング】仮説の立案と検証を繰り返していく
・80円で125個売る方が達成が容易?
・そもそもハンバーガーじゃなくて、ポテトの方が良い?
実際人間が考える際に、自分の意見を全く振り返らず突き進む人なんていない?ので、多かれ少なかれクリティカルシンキングの思考を加えながら、論理的な思考を展開してると思います。
クリティカルシンキングを鍛える
【1.事実と意見を意識する】
”それってあなたの意見ですよね”で有名なひろ●きさんのおっしゃってることですね。
事実と意見は明確に違います。
事実とは実際に起こった事象や事柄であり、意見とは事象や事柄に対する考え方です。
自分もしくは他人の論理が事実に基づいて展開された内容であるか。
根拠となる事象は事実に基づいた内容であるか。
この2点を明確に意識して考えるだけでも各段に質は向上するはずです。
【2.主観や思考の癖を意識する】
ロジカルシンキングの記事でも書きましたが、必ず人それぞれ思考の癖があります。
それは経験や自身の価値観などから生まれるもので、決して悪い事ではありません。
しかし、客観的に整理して万人に対しての整合性を図ろうという時には必要ないということです。
自分で考えた結果に対して、たどり着くに至った考え方や経験を振り返って考えてみるということですね。
まとめ
今後も思考法についての投稿は続けていきますので、興味のある分野がございましたらぜひご覧ください。
次回の記事もお楽しみに。
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