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『レイヤー構造』の鍵は協業?forプラットフォームビジネス

こんにちは。事業計画研究所です。

本日は、先週仮面ライダーの変身用ベルトとともにご紹介したプラットフォームビジネスの更なる深掘りをしていこうと思います。

(前回の記事はこちら↓↓)


レイヤー構造とは

もともと「層」を意味する英語で、何かの構造や設計などが階層状になっている時、それを構成するひとつひとつの層を意味しています。

こちらの論文では、下記のように定義づけされています。

「階層(レイヤー)構造とは、ある自称や認識対象の構造が、層から層へと順に積み重なって全体を構成している状態であり、階層構造を特徴づける性質は、ある階層の隣接上位階層には2つ以上(複数)のアイテムが存在する(もしくは存在可能である)」

(出典)IT化による自動車産業のレイヤー構造化
~自動車産業における3つの「レイヤー戦略モデル」~
中村幹宏(本田技研工業株式会社)
根来龍之(早稲田大学ビジネススクール教授/IT戦略研究所所長)


産業内の補完関係が重なり合う

今までの記事でも少し触れてきましたが、プラットフォームビジネスというのは他の企業や消費者などが提供する製品やサービス、情報と一緒になることで初めて価値を見出します。

例えば、電子書籍におけるレイヤー構造というのは、コンテンツ、ストア、閲覧アプリ、ハード・OS、通信ネットワークからなります。

<電子書籍産業のレイヤー>

コンテンツ(各書籍)
ストア(Amazon、楽天など)
閲覧アプリ(iBOOK、kindleなど)
ハード・OS(Windows、macOSなど )

これらのレイヤーをユーザーの意思で、自由な組み合わせで利用することができます。消費者が各レイヤーの製品・サービスを自由に組み合わせて購入・利用できるのがレイヤー構造を持つ産業の特徴でもあります。

つまり、凄く端的に言い替えると、『全てを自社でやらない』or『全てを自社でやらなくていい』ということです。


協業:Co-Creation

事業計画研究所の中の人の見解を踏まえると、プラットフォームビジネスにおける鍵となるのはズバリ『協業:Co-Creation』です。

互いの欠点を補い助け合ったり、一緒に何かを成長させるような仕組みづくりをすることが今後の新たな事業への第一手ともなり得るでしょう。

視点を変えれば『どういった助けがあればもっとうまくいくのか』という問いに対して、自社だけではなく他者(社)の手助けを借りつつ成し遂げることが出来るモデルを探してみると成功のカギは隠されているのかもしれませんね。


本日もお読みいただきありがとうございました。

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