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海老で鯛を釣る:エビでタイをつる #23 辞書の生き物

海老で鯛を釣る:エビでタイをつる

 高級魚の鯛を小さく安いエビで釣って手にすることから、安い品物と引き換えに高価なものを手に入れる、あるいは、わずかな努力で大きな利益・成果を得ることに使われます。
 実際の鯛釣りには、タイラバやルアーも使われますが、エビやオキアミもエサとして使われています。まさにエビでタイを釣っています。
 エビを表す漢字は「海老」、「蝦」などがあり、「海老」は伊勢海老など海底を歩くタイプのエビに使われ、「蝦」は海の中を泳ぐ車蝦や桜蝦に主に使われるようですが、「海老」を使っても問題はないようです。
 海老で鯛を釣る場合、オキアミや小さいエビを使いますので、海老ではなく蝦と書く方が正しいのかもしれません。

 漢字の「海老」ですが、腰が曲がってひげが長いエビの見た目から、海にいる老人というイメージでこの字が使われたとされています。
 ちなみに伊勢海老は三重県の伊勢で多く獲れたからという説が有力ですが、実際に近年の漁獲量も三重県が一位です。二位は千葉県となっています。

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