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欣喜雀躍:きんきじゃくやく #142 辞書の生き物

喜雀躍欣

 小躍りするほど大喜びをすることを表す四字熟語です。
「欣」、「喜」は両方とも喜ぶ意味を持ち、「雀躍」はスズメがぴょんぴょんと跳ね歩くように小躍りして喜ぶ様子です。

 鳥の歩き方には大きく2通りあります。
スズメのように跳ねるようにして進む「ホッピング」と、ハトのように足を交互に出して進む「ウォーキング」です。千鳥は「千鳥足」というくらいですからウォーキングしますが、カラスは両方を使う二刀流です。
 公園などで小鳥を見かけたら、どんな歩き方をするか観察してみてください。

狂喜乱舞

 欣喜雀躍と同様の意味を持つ言葉は狂喜乱舞です。狂ったように舞い踊るほど大喜びする様子を表しています。
 うれしくて自然に体が動き出すのは、どんな踊りなんでしょう。
キノコの舞茸(まいたけ)は、幻のきのこと呼ばれ希少価値があったため、見つけた人が舞い上がって喜んだことから、舞茸と名付けられたとする説があります。うれしいと人は踊りだすものかもしれません。

 
沖縄県で祝いやお祭りの際などに踊られる「カチャーシー」などはそのひとつなのでしょうか。カチャーシーは三線(さんしん)の音色や口笛に合わせて、両手を頭上に挙げて手首を曲げて踊りますが、テレビなどでも紹介されてポピュラーなものになっています。


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