見出し画像

『「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ』 〜よくできた仕組みはまるで魔法だ〜

『「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ』を読了。

私と同じ世代の人なら、ほぼ全員が遊んだであろうゲーム「スーパーマリオ」。皆さん、きっとご存知ですよね。
ということで質問です。

「スーパーマリオ」、このゲームは何をしたら勝ちでしょうか?
このゲームの一番大切なルールは?

・・・。

今、いろんなこと考えましたよね。
で、こう思いましたよね。
「えっ、クッパ倒せばいいんじゃないの?」って。

著者曰く、それは不正解です(笑)
では、スーパーマリオは何をしたら勝ちか?何が一番大切なルールか?

「右に行く」

はい、これが正解です。
私たちはひたすら、マリオを右に走らせたり泳がせたりしてましたよね。
ここで、もう一度質問です。
マリオを右に行かせるって、誰かに教わったからできましたか?

・・・。

これ、きっと記憶ない人も多いと思いますが、まあ、ほとんどの人は無意識のうちにマリオを
「つい右に」動かしてると思います。

そう、マリオはものすごく計算されて「ついやっちゃうこと」が散りばめられてるゲームだったのです。

つい、いつもと書き口調が変わってしまった(笑)
まあそんな風に、私たちのなぜか「つい」やってしまう気持ちを、分解してわかりやすく説明してくれる本書。ゲーム解説の部分はふむふむと面白く読めたし(他にもドラクエとかいろいろな解説があります)、実践編はなるほどなーと思うことがたくさんあった。そして、前々から社員に対して感じていた「ゲームが上手い子は仕事もできる」ってことも、すごくよく理解できた。

きっとこれを応用すれば、いい習慣を身につけるのはもっと簡単になるだろうし、今年もまた少しでも自分を成長させていきたいなと思わせてくれた、意外と年始に合っていてた一冊。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?