hiroco

ビジネス書を読むのが大好きな、小さな工場の奥さんです。

hiroco

ビジネス書を読むのが大好きな、小さな工場の奥さんです。

最近の記事

『Joy at Work』 〜頭の中も片づけよう〜

『Joy at Work』を読了。 とにかく、片づけが苦手だ。 片づけても片づけても、いつの間にか私のまわりにはモノがあふれかえってしまう。 数年前、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んでクローゼットの片づけをした。その時は本当にスッキリした。しかしそれから数年。以前に比べればマシだが、クローゼットには結局モノがあふれかえっている。 そう、私は片づけられない人間なのだ。 継続すること。体重を管理すること。 どちらも出来ない人間だった。 でも、継続するこ

    • 『不況を乗り切るマーケティング図鑑』 〜コロナを言い訳にしない者達へ〜

      『不況を乗り切るマーケティング図鑑』を読了。 誰もが、とにかく、たくさん、考えた、一年だった。 私の家族は、バブル崩壊をきっかけに、10年かけて新しい商品を作り出し、それは今現在、会社の主力商品となっている。 いわゆる「脱下請けを目指して自社商品を開発した中小企業」の先駆けとして、家族は時々講演を頼まれる。 その中でよく「どうしてそんなに続けれられたんですか?」と質問されるらしい。 それに対する家族の回答はシンプルで、「それしかなかったから」だ。 何も問題がなく、日々の仕

      • 『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 』 〜村山太一みたいになりたければ、村山太一になるしかない〜

        『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?』を読了。 私って、なんてつまらない人間なんだろうか。 本書を読み進むにつれて、ついそんなことを思ってしまった。 著者の村山さんの人生はとても面白い。そして楽しそうだ。 なぜならば、村山さん自身がとても面白い人だからだと思う。そして、その面白さの根底にあるのは素直さだ。 素直な人間は、面白い。 素直な人間は、成長する。 素直な人間は、強い。 だから、素直な人間は、成功する。 この本には、タイトルの答えが書かれている。

        • 『わけるとつなぐ』 〜ちゃんと考えるって、何?〜

          『わけるとつなぐ』を読了。 「ちゃんと考えろ!」「ちゃんと考えたの?」 私たちは人生の中で、何度こんな言葉を言われてきただろう、そして言ってきただろう。 でも、「ちゃんと考える」って何? 著者はこう言う。 ちゃんと考える = 「わける」 + 「つなぐ」 本書ではこの「わける」と「つなぐ」を、弱小女子高校サッカー部のキャプテンが「ちゃんと考える」ことによって、チームメイトと一丸になって悲願の一勝を目指す物語を通じて教えてくれる。 この、物語というのがミソ。 一般的

        • 『Joy at Work』 〜頭の中も片づけよう〜

        • 『不況を乗り切るマーケティング図鑑』 〜コロナを言い訳にしない者達へ〜

        • 『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? 』 〜村山太一みたいになりたければ、村山太一になるしかない〜

        • 『わけるとつなぐ』 〜ちゃんと考えるって、何?〜

          『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』 〜これはただの伝記なんかじゃない〜

          『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』を読了。 いつまでも読んでいたい。 そう思ってしまうほど、たくさんの気づきを与えてくれて、心を穏やかにしてくれる本だった。 台湾の若き天才IT大臣、オードリー・タン。 今年、台湾のマスクマップアプリで一躍世界で有名になった彼女。 そんな彼女の生い立ちは、それだけでもとても興味深い内容だし、読む前は私もただの伝記だと思っていた。 だけど、彼女のモノの考え方や生き方は、どれも示唆に富んでいて、私の目からはぽろぽろとウロコが落ちまく

          『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』 〜これはただの伝記なんかじゃない〜

          『これからの生き方。』 〜なにもない46歳の生き方。〜

          『これからの生き方。』を読了。 今年で46歳。なにもない46歳。 昔から夢がなかった。小学生の時、将来なりたいものを絵に描くという授業があったとき、困ったなと思ったことをとてもよく覚えている。なりたいものがなかったからだ。ただ、そんな根本的なことを言い出すと先生も困るだろうなと思ったので、誰にもなにも言わずに全然なりたくもないもの描いた。何を描いたかは覚えていない。全然なりたくもないものだったことだけは覚えている。 ぼんやりとモノを書く仕事っていいなと思ったことはある。

          『これからの生き方。』 〜なにもない46歳の生き方。〜

          『村上世彰、高校生に投資を教える。』 〜投資は私と私たちの未来をつくる〜

          『村上世彰、高校生に投資を教える。』を読了。 村上さんが、N高投資部の特別顧問として講義した内容と生徒との質疑応答をまとめた本書。投資をやってる人間としてはやっぱり気になるので読んでみた。 ここで語られているのは、投資のテクニックなんかじゃない。 まず、村上さんの投資方法は、高校生にマネできるものじゃない。てか、一般の人でもムリ。 じゃあ、何を教えているのかというと、もっと基本的なことだ。 例えば、「なぜ投資をするのか?」ということ。 私は漠然と老後に対する不安を感じ

          『村上世彰、高校生に投資を教える。』 〜投資は私と私たちの未来をつくる〜

          『サクッとわかるビジネス教養 地政学』 〜違った視点でみると、一気に理解できることもある〜

          『サクッとわかるビジネス教養 地政学』を読了。 昔、ヨーロッパの中でも食文化が違うのは、カトリックとプロテスタントの違いによるって聞いたときに、なんだかものすごく深ーく腹に落ちた。 そんな風に、物事を違った視点から見ると、一気に理解が深まることってある。 だから、ひとつのものの見方として地政学というのにも、以前から少し関心はあった。 いやー、面白かった。そして、読む前より少し世界が理解できた気がする。 私的にわかんないなーって思ってた、ロシアや中東のことも、わかりやすか

          『サクッとわかるビジネス教養 地政学』 〜違った視点でみると、一気に理解できることもある〜

          『できる40代は、「これ」しかやらない』 〜地面を掘って作った教会は見に行けなくても〜

          『できる40代は、「これ」しかやらない』を読了。 以前に本の感想で、「40歳を過ぎて少しした頃に、もう自分はどこにでも行けて、なんでも出来るわけじゃないんだな、ということを唐突に思った。」と書いたことがあった。地面を掘って作った教会を見にエチオピアに行く機会は、たぶん私には訪れない。 そう、40代になると「未来」は無限ではなくなるのだ。 しかし、40代は楽しい。今までの人生で40代が一番楽しい。はっきり言って最高だ。 と言いながらも、やっぱり楽しいだけでもない。 こ

          『できる40代は、「これ」しかやらない』 〜地面を掘って作った教会は見に行けなくても〜

          『バグトリデザイン』 〜てんこ盛りのカゴの前で立ち尽くす私を救うのはデザインかもしれない〜

          『バグトリデザイン』を読了。 ここ何ヶ月は、週に1回スーパーに行き、一週間分の食料をまとめて買っている。 まとめて買うので、いつもカゴはてんこ盛りだ。 レジは必ずセルフレジを使う。で、ここで問題が起こる。 スーパーに行く時、私は必ず買い物リストを作成する。 リストをもとに、まず何からカゴに入れるかというと、重いもの、もしくは硬いものだ。そしてだんだんと軽いもの、柔らかいものを入れて、最後にレジに向かう。 もう何が問題か、わかりますよね。 そう、買い物カゴからエコバッグ

          『バグトリデザイン』 〜てんこ盛りのカゴの前で立ち尽くす私を救うのはデザインかもしれない〜

          『教養としての投資』 〜知の総合格闘技というリングに立つために〜

          『教養としての投資』を読了。 昨年『米国つみたて投資』を読んでから、中断していた投資信託を再開した。で、ついでにiDeco(個人型確定拠出年金)も遅ればせながら開始したし、今は金もちょこっとずつ積立ている。 私の投資は、とにかく積立る。この積立に手をつけるのは、私に定期的な収入が無くなってからと決めている。 本書がすすめる投資も、基本的には「長期」の投資だ。 著者はこういう、「投資は知の総合格闘技」だと。 投資で成功するには、ビジネスに必要な知識を総合的に高めていくしかな

          『教養としての投資』 〜知の総合格闘技というリングに立つために〜

          『ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか』 〜私たちのワークマンを超えていくワークマン〜

          『ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか』を読了。 とにかく、文句なしの、面白さ。 現場の皆様にはおなじみのワークマン。私にも行きつけのワークマンが二つある。 そしてこの二つ、確かに商品の配置は同じなのだ。 私が買いに行くものはだいたい決まっているので、場所が同じだと本当にありがたい。 そう、ありがたいとは思っていたが、今まで「どうして同じなのか?」と深く考えたことがなかった。実はここにワークマンのスゴさがあった。 ワークマンはなんと3店

          『ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか』 〜私たちのワークマンを超えていくワークマン〜

          『夢をかなえるゾウ4』 〜「心のこりをもてるように死にたい」と書いた、14歳の私のために〜

          『夢をかなえるゾウ4』を読了。 「夢をかなえるゾウ」シリーズの最新刊。私にとっては初ゾウ。 余命3ヶ月と宣告を受けたサラリーマンが、夢をかなえるゾウ、ガネーシャの教えに導かれながら、残される家族のために成長していく、自己啓発小説。 この内容だと、誰だって自分を重ねて読んでしまう。だって人はいつか必ず死ぬんだから。そして、自分が死ぬ準備を完璧にしている人なんて、ほぼいないから。 「死」といえば、以前に『DEATH 「死」とは何か』の感想で、私はもういつ死んでもあんまり後

          『夢をかなえるゾウ4』 〜「心のこりをもてるように死にたい」と書いた、14歳の私のために〜

          『フードテック革命』 〜肉じゃないものが肉を超えていく未来〜

          『フードテック革命』を読了。 「食」に関わる仕事をしている人は、私の感想なんか読んでる場合ではなく、もう、すぐ手にとって読み始めてほしい。 という私も「食」に関わる仕事をしているひとりであり、本書の存在を知ってから早く読みたくてしょうがなかったのだが、その期待を裏切らず、ここ最近読んだ中でダントツに興奮する内容だった。 「フードテック」として比較的話題になった、植物肉バーガー。 代替肉と聞いて私たち日本人がまず思い浮かべるのは、豆腐ハンバーグではないだろうか。ほとんどの

          『フードテック革命』 〜肉じゃないものが肉を超えていく未来〜

          『還暦からの底力』 〜アホな私たちに必要なのは、学び続けること〜

          『還暦からの底力』を読了。 まず、最近のビジネス書はサブタイトルがついてることが多い(そしてやたら長い)けど、個人的にはあんまり必要ないかなと思っていたので、今回の感想からは省くことにした。 とういことで、さて、感想。 自分の老後に何の不安もない。なんて人はいるだろうか? お金、健康、人との繋がり、などなど考え始めたら、そりゃあ不安にもなる。数年先のこと、もっといえば半年先のことだってわからない世の中で、数十年先のことを考えろって言われたら、誰だって不安になる。 しか

          『還暦からの底力』 〜アホな私たちに必要なのは、学び続けること〜

          『巣ごもり消費マーケティング 〜「家から出ない人」に買ってもらう100の販促ワザ』 〜でも、やるんだよ。〜

          『巣ごもり消費マーケティング 〜「家から出ない人」に買ってもらう100の販促ワザ』を読了。 この半年あまり、商売をしている人は本当にいろんな事を考えたと思う。 誰も結末を知らなくて、誰も予想ができない、まるでディザスタームービーみたいな毎日を過ごしている私たちは、それでもみんなが知恵を絞りながらそれぞれの商売を続けてきた。 本書は、私が欠かさず開封して読んでいるメルマガ「竹内謙礼のボカンと売れるネット通信講座」を執筆している竹内謙礼氏の最新刊だ。 メルマガでも2月上旬あた

          『巣ごもり消費マーケティング 〜「家から出ない人」に買ってもらう100の販促ワザ』 〜でも、やるんだよ。〜