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「ビジネス教育」という分野を作ります

ビジネス数学教育家・深沢真太郎です。

今日は「ビジネス教育」という話

「教育」という言葉を聞けば、あなたは家庭や小学校や中学校で営む活動のことを連想するでしょう。そういう意味で、「ビジネス教育」とは一般的な言葉ではないと思います。

私は「ビジネス教育」という言葉を「ビジネス人を育成すること」と定義します。ニュアンス的にもこれだけですべての人に十分伝わる言葉でしょう。

私の本業は数字に強い人材・組織を作るサポートです。ですから企業から社員教育のサポートを依頼されたり、ビジネスセミナーに登壇したり、書籍などを通じてビジネススキルの指導をしたり。まさに「ビジネス人を育成すること」をしています。

さて、ここで1つ問いです。

あなたはこれまでの人生で、この「ビジネス教育」に従事している人に何人出会っているでしょうか。

もしこれが学校の先生ということであれば、記憶を頼りに指折り数えることで答えることができるでしょう。しかし大人になってから、ビジネスに必要なことを教えてくれる先生にどれだけ出会っているかという質問です。


誰かが片手間にやっているだけ

ここで大事なのは、「ビジネス人を育成すること」を専業としている人を指すということです。かつて学校の先生はまさにその仕事を専業にしていたはずでです。教育という仕事は片手間でできるほど甘い仕事ではありません。(そもそも甘い仕事などこの世にひとつもありませんが) 専業として、プロとして従事する。それが教育の仕事です。ですから会計を専門として企業をコンサルしている人が、その仕事の一環で会計の研修を企業に提供するとしても、この人物は教育を専業としているわけではありません。あくまで会計士であり、会計のプロに過ぎません。

では同じ質問を繰り返します。

あなたはこれまでの人生で、この「ビジネス教育」に従事している人に何人出会っているでしょうか。

もしかしたら、「そんな人には出会っていない」という答えもあり得るかもしれません。

何が言いたいか。

私たちは誰もが学校教育を受け、そしてそこで教育者に何人も出会ってきました。そして現代ではそのほとんどが働くという選択をします。にもかかわらず、その働くという場において出会う教育者は極めて少ないのです。

ここから浮かび上がる問題点は1つしかありません。いま、「ビジネス教育」ができる教育者がいないということです。

リカレント教育という言葉も生まれました。学校を卒業したら終わりではなく、学びを年齢やステージに合わせてアップデートしていく発想が常識の時代になります。人生において大学は何度か行くことが常識になるでしょう。

人生100年時代と言われます。学校教育は20年程度で終わりますが、それよりもずっと長い時間を働く時間に費やします。にもかかわらず、その時間を豊かにするために必要なことを指導してあげるプロフェショナルがいないのです。


「必需品でないもの」をビジネスにしたい人はいない

一方で、いない理由も明確に存在します。

学校教育は(ほぼ)義務です。だから教育者が存在することは当然であり、なくてはならない存在と言えます。一方のビジネス教育は義務ではありません。新入社員研修・スキルアップ研修・管理職研修・・・・これらを企業が企画しなければならないルールはありません。そもそもビジネスパーソンは稼ぐことが仕事であり、学ぶことが仕事でありません。(本質的には学ぶことも仕事ですが細かいことを言い始めて複雑にしたくないので単純化します) だからビジネス教育を推進する人が存在することは当然ではありません。企業やビジネスパーソンにとっては、なくても差し支えない存在と言えます。もしあなたがビジネスパーソンなら、「人事部の企画した研修に参加するくらいなら自分の仕事を進めることを優先したい」といった感情が誰しもあることをよく知っていることでしょう。

一般論ですが、必需品はビジネスになりますが必需品はビジネスになりにくい。例えば誰もが買うトイレットペーパーはビジネスになりますが、その価値が分かりにくい高級和紙などはビジネスになりにくい。これと同じように、学校教育は必需品ですがビジネス教育は必需品ではない。つまり、ビジネス教育は職業として選ばれにくいのです。残念ながら。


成功事例と育成機能がない

何より問題なのは、育成機能がないことです。学校教育のプロを育成する機能は大学や教育大学にあるのに、なぜビジネス教育のプロを育成する機能がないのか。よく考えると、おかしなことだと私は思うのです。

そしてビジネス教育を専業として成功している教育者が少ない(と思われている)ことも問題でしょう。先生業なんてめんどくさくて辛い仕事。コスパも悪いし儲からない。そんな印象を持たれている限りは、なり手は増えません。

これらがビジネス教育に従事する者が増えない理由となるでしょうか。しかし「だから仕方ない」は寂しいとも思います。問題提起はこのくらいで十分でしょう。

では、どうするか。


解決策を提示したい

問題提起をするなら、解決策も提示することが知性ある大人というものです。私はずっとその解決策を提示したいとウズウズしていました。

今年、そのための一歩目となるニュースをお届けできる予定です。

それはまさに「ビジネス教育」ができる教育者を育成するアカデミア。私ほか優秀なビジネス教育のトップランナーが、意思ある者をビジネス教育ができる教育者に変身させます。それは日本初、そして日本唯一のアカデミアになるでしょう。

・これまでの自分の経験を活かし、プロの企業研修講師になりたい。
・これからの時代に通用するビジネス人を育成する教育活動をしていきたい。
・人材育成や組織開発のプロフェッショナルとして活躍したい。

そんな熱い想いと理想を持った人には、ぜひ今後の私の発信に注目して欲しいと思います。

どうぞよろしくお願いします。



数字に強い人材・組織をつくるお手伝い〜人材開発・育成・教育に従事するすべての皆さまへ〜

最後までお読みくださりありがとうございました。人材育成、講師養成、作家、、、、いろいろやっています。お仕事のご相談やコラボのご提案は歓迎です。

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深沢真太郎
ビジネス数学教育家。数学的なビジネスパーソンを育成する「ビジネス数学」を提唱し、述べ1万人以上を指導してきた教育の第一人者。世界中の学校と企業で「ビジネス数学」が学べる世の中にすることを使命としている。日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。予備校講師から外資系企業の管理職などを経てビジネス研修講師として独立。大手企業・プロ野球球団・トップアスリートなどの教育研修を手がけ、一部企業とはアドバイザリー契約を締結し人材開発のサポートを行っている。さらにSMBC・三菱UFJ・みずほ・早稲田大学・産業能率大学などと提携し講座を提供。2018年には「ビジネス数学インストラクター制度」を立ち上げ、指導者育成にも従事している。テレビ番組の監修やラジオ番組のニュースコメンテーターなどメディア出演も多数。著作は国内累計25万部超。実用書のほか作家として小説も発表しており、多くのビジネスパーソンに読まれている。
BMコンサルティング株式会社 代表取締役
一般社団法人日本ビジネス数学協会 代表理事
国内初のビジネス数学検定1級AAA認定者
国内唯一のビジネス数学エグゼクティブインストラクター

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深沢真太郎 ビジネス数学・教育家 作家(35冊/小説・ビジネス書・教育書)
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