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【研修事例】 成果を出す組織に浸透している2つの動作〜数値化×構造化〜

数値化×構造化

弊社にて人材育成のサポートをしている千葉県の某社。新しい期に入るタイミングで、全社員参加の大規模な会(決起集会のようなもの)があります。

先日、その会において深沢の講演会が企画され、90分ほどお時間を頂戴し、全社員に向けて講演をさせていただきました。

とても豪華な会場、控え室も広すぎて逆に落ち着かない(笑)

この会社は管理職教育のテーマとして、数値化と構造化を重視しています。

数値化
→ちゃんと数値を見て現状把握する、意思決定する、会話する。

構造化
→正しい努力をするために、物事の仕組みやメカニズムを明らかにする考え方を身につける。

こうして文章で書けば当たり前のことのように伝わります。しかし、これを実践することはとてつもなく難しい。もっと言えば、これができていない人をできるようにさせるのもまた、とてつもなくむずかしい。

しかし私は「そこ」を仕事に選んでいるわけで。諦めることなく、粘り強く、メッセージを伝え続けています。この日の講演会もまさにそんな内容だったと思います。

私の提唱する構造化、数値化は弊社のコンテンツでぜひ学んでみてください。


少しばかりベクトルの異なる話も。

本件のクライアントに戻した所感です。特別にこちらでもシェアします。

あらためてですが、管理職層への啓蒙が重要だと思います。

営業会社はどうしても「結果の数字」を追いかけてしまいがちですが、成果を出す企業は「プロセスの(実際にした行動の)数値化」を行なっています。「結果の数字だけで会話する」よりも「行動の数字で会話する」が増えるといいですね。

一方、研修に参加していない若手と思われる皆様もメモをとっている姿が多数ありました。このような「姿勢が前」の人材の芽を摘むことなく、御社の戦力に変えたいですね。

この記事をお読みくださっているあなたの会社にもヒントになれば嬉しいです。特に後半。メモを取るということについては重要です。

ボイスレコーダー。スマホ。いまこの時代は便利なこれらのツールで記録することができます。しかしそれでもノートとペンを持ち、自分の身体を動かしてメモをとる(とろうとする)。これはとても大切なサインです。メモを取ること自体が重要なのではありません。メモをとろうという「姿勢」が重要なのです。

「俺は仕事ができている」「仕事なんてつまらない」と思っている人ほど、身体を動かしてメモを取りません。しかし「なんとかしたい」と思っている人ほど、身体を動かしてメモを取ります。本当です。

だから、身体を動かしてメモを取る人の「芽」を摘まないようにしてください。


最後に。

「一生懸命さ」とか「努力」みたいなものは数値化できるのでしょうか?

本日の講演後に来賓の経営者から頂いた質問です。いい問いですよね。私の答えは…

できないと思います。

仮にできたとしてもそれは推奨しない。なぜなら、その数値が増えることを目指してしまうからです。

その数値が増えることが目的になってしまうと、その数値を増やすための仕事をすることになってしまいます。しかしそれはおそらく本来すべき仕事ではありません。

一生懸命さや努力といったものはあくまで人が主観的に思う「様(さま)」であり、客観的に評価ができる「行動や結果」を数値化することが本来のあるべき姿であろうと思います。

あなたはどう思いますか。

企業研修やビジネスセミナーの現場は、講師にとって学びや発見、良質な問いの宝庫です。あなたとそのような場でお会いできることを楽しみにしております。




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