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「数と論理と仕事術 」プレミアム

国内唯一のビジネス数学・教育家であり、34冊のビジネス書・教育書・小説を書いてきたベストセラー作家が紡ぐ文章。独自の目線でビジネススキルを解き明かし、人材育成研修のエピソードや新…
著者は国内初ビジネス数学検定1級AAA認定者であり、国内唯一のビジネス数学エグゼクティブインストラ…
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記事一覧

そもそも「わかる」とはどういうことか、数学的に言語化してみた。

そもそも「わかる」とはどういうことか、数学的に言語化してみた。 しばらくは「理解」をテーマに言語化を続けようと思っています。 さっそくですが、「理解する」をもっと優しく子どもでも知っている言葉に変換するなら、「わかる」となるでしょうか。そこで問いです。 実に難しい問いだと思いませんか。誰もが当たり前のことだと思っていること、知っていることが常識のものほど、言語化することは難しくなります。 難しい……笑 本題に戻りましょう。 「わかる」とは、「同じ」と「違う」に分け

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「あなた」を金額換算せよ 〜最強の数値化エクササイズ〜 (後編)

以前、この連載において次のような問題を提示しました。 詳しくはこちらの記事にてご確認ください。 私はこのテーマが「最強の数値化エクササイズ」と考えています。私たちはビジネスにおいて数値化していくことを求められます。そして実際に数値化を実践しています。そんなあなたにとってもっとも身近なもの、つまり「あなた」を数値化することが実はもっとも難しいのではないでしょうか。 前回の記事にて私はある思考法を提案し、ビジネスパーソンとしてのあなたを金額換算することを試みました。そこで今

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あなたはそれを本当に「理解」できているのか。

ある日の会話です。 まるでコントのような会話ですが、さてあなたはどう思われますか。ひとつ確かなことは、この人物は「理解する」を理解できていないし、「わかる」とはどういうことかをわかっていないということです。 今回は思考の話です。 テーマは、「あなたはそれを本当に「理解」できているのでしょうか」です。 たとえば少子化という社会問題があります。子どもが減っているということを意味しますが、あなたはこの少子化という現象をちゃんと理解できているでしょうか。念のため申し上げますが

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「あなた」を金額換算せよ 〜最強の数値化エクササイズ〜 (前編)

数値化とは、数値になっていないものを数値で表現すること。いわば数値に置き換えることです。このマガジンではこれまでたくさんのアプローチでその「数値に置き換える」スキルを学んできました。 仕事柄、こんなことを考えます。 難問です。何をもって最強か、正解はありません。しかしビジネスパーソンがするべき数値化の最終到達点は何かと考えたとき、私にはある答えが浮かびました。 これができるなら、ビジネスにおける様々な事柄も数値化できる人材になっているのではないでしょうか。そこで今回はも

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フェルミ推定が教えてくれる「人生の教訓」 

前回はフェルミ推定のコツとして、統計的な感覚を持つことをお伝えしました。 「小さい箱」から「大きな箱」を捉えること。詳しくは前回の記事で復習をお願いします。 では今回は別の視点で、フェルミ推定における大切なポイントをご紹介することにいたします。似たような話としては、「木を見て森を見ず」といったところでしょうか。 経済効果という数字があります。オリンピックやサッカーのワールドカップが開催されたとき、あるいは人気アイドルがコンサートをしたとき、「その経済効果はおよそ◯円と推定

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「小さな箱」から「大きな箱」を想像する思考トレーニング

「小さな箱」から「大きな箱」を想像する思考トレーニングテーマはフェルミ推定、私の造語は「知らんがなの数値化」です。 この記事をお読みくださっている方であればご存知のことかもしれませんが、念のためフェルミ推定について一般的な定義を述べておきます。 注目いただきたいのは「一見見当もつかないような量に関して推定し、具体的に数値で捉える」という点。まさに数値化するという行為に他なりませんね。なぜ「知らんがなの数値化」と命名しているのかは前回の記事にて確かめてください。 さて本

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「知らんがな」を数値化するトレーニング

「知らんがな」を数値化するトレーニング数値に置き換える作業が必要な仕事(思考)として代表的なものがあります。 フェルミ推定。 この記事をお読みくださっている方であればご存知のことかもしれませんが、念のためフェルミ推定について一般的な定義を述べておきます。 注目いただきたいのは「一見見当もつかないような量に関して推定し、具体的に数値で捉える」という点。まさに数値化するという行為に他なりませんね。 さて、私は企業研修などにおいてこのフェルミ推定を「知らんがなの数値化」

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「意思決定はどんな気分で行うかで決まってしまう」説を数学的モデルで説明する。

「意思決定はどんな気分で行うかで決まってしまう」説を数学的モデルで説明する。 私たちは「数値に置き換える」というスキルを学習しています。 前回の記事で、意思決定するにあたりいかに数値化を用いるかを解説しました。 「場合分け」と「確率」という数学的なアプローチを採用することで、いくつかの中から1つを選択できる方法論。 意思決定に課題を持ちの方はぜひ学んでみてください。 さて、今回も引き続き意思決定の話題。前回のモデルと構造的には同じ方法論のご紹介になります。より実践的

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 「場合分け×数値化」で意思決定するトレーニング

「場合分け×数値化」で意思決定するトレーニング前回の記事では、「感覚値」を「数値」にすることをテーマに論じました。今回はその応用編という位置付けになる話題です。 私たちはたいてい、「起こりやすさ」というものを感覚的に捉えています。 そして私たちはこのようなものを「可能性」や「確率」という言葉で表現しているのではないでしょうか。実はこの2つの言葉は異なるものとして使うのが一般的です。つい私たちは「可能性が高い=確率が高い」といったニュアンスで曖昧に使いますが、専門家の間で

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「感覚値」を「数値」にするトレーニング

「感覚値」を「数値」にするトレーニング かつて、「ファクトフルネス」というビジネス書が大ベストセラーになりました。この記事をご覧の皆様なら、この本を手に取った方も多いのではないでしょうか。 思い込みは良くない。しっかり事実ベースで考え、事実ベースで語ることが大切。そんなことを教えてくれる1冊でした。 ここで重要なのは、ビジネス文脈において「事実」とはほぼ「数字」を意味するということです。昨年のあなたの会社の売上高は「事実」です。あなたの会社の従業員数も「事実」であり、あ

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3つの質問に答えるだけで「数字に変換する」とはどういうことかが完璧にわかります。

3つの質問に答えるだけで「数字に変換する」とはどういうことかが完璧にわかります。この記事には、読者のあなたに対するいくつかの問いが用意されています。 「いちいち問いとか面倒くさいので、お前の主張をサッサと言えよ」と思われる読者もいらっしゃるかもしれません。お気持ちはわかりますし、そう思われるなら申し訳ありません。 しかし私は「それではこの記事の存在理由がないし、何よりあなたのためにならない」と考えています。ご理解いただけない場合は私とあなたでは相性が悪いということになりま

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「どんな仕事でも数字に落とし込めてしまう人だけが持っている感性」を身につける4ステップ

「どんな仕事でも数字に落とし込めてしまう人だけが持っている感性」を身につける4ステップ ここしばらくは「数字に落とし込む」をテーマにトレーニングをご提供してきましたが、いったん今回を区切りにします。 そして区切りとして相応しいテーマをご用意しました。いつも通り最後はあなたにプレゼントがございますので、ぜひとも受け取ってくださいませ。 もしそんな人がいるとしたら、どんな人だと思いますか?  営業部門の人が仕事を数字で考えるのは当たり前かもしれません。マーケティングや経

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絶対達成する人とそうでない人の違いは数値計画の使い方に表れている

絶対達成する人とそうでない人の違いは数値計画の使い方に表れている 私の考える、優秀な経営者の特徴のひとつです。 そしていちどつくったそのルールには絶対に従うのです。 たとえば小売業。「ある数値を下回ったらその店は閉店」と決めています。どれだけ肝入りの店だろうと、その数値を下回ったら閉店です。 ある数値XがAという条件を満たす場合、必ずBをすると決める (※) これが徹底できる人は傷口が広がる前に最善の対応ができます。何より、意思決定が早い。スピード感が求められる現代

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誰でも確実に「数字に落とし込む」という仕事ができる4つのステップ

誰でも確実に「数字に落とし込む」という仕事ができる4つのステップ あなたもこれまでに、何度かこの言葉を聞いたことがあるでしょう。 あらためて、ビジネスにおいて「数字に落とし込む」とは何をすることでしょうか。意外に言語化ができていないのではありませんか。部下や若手に「数字に落とし込んで」と指示をしておきながら、それが具体的に何をすることなのか説明できないのではありませんか? そこで今回はこの「数字に落とし込む」という表現を徹底的に掘り下げ、あなたの実務に反映できる状態に

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