ちょっとの遠慮が、大切なアイデアを失う瞬間
先日、コミュニケーションに関する講座で知り合った方々と食事をする機会がありました。
話題は、私たちの日常業務に深く関わる「コミュニケーション」について。
和やかな雰囲気の中、様々な意見が交わされ、私自身も「これは使える!」と思えるヒントや改善点が次々に見つかりました。
しかし、家に帰ってその内容を振り返ってみたとき、思い出せることはごくわずかでした。あれほど感銘を受けたはずのアイデアが、まるで記憶からすっかり抜け落ちてしまったかのようでした。
せっかく心が動かされたのに、その場限りで終わらせてしまったことが非常にもったいなく感じました。
この経験から痛感したのは、記憶に頼るだけでは、どれだけその場で感動したとしても、後から再現するのは難しいということです。特に、学びや気づきが多ければ多いほど、そのすべてを脳内に留めておくのはほぼ不可能です。
重要なのは、その場でメモを取ること。飲み会の席などで遠慮してメモを取らないと、大切なヒントを逃してしまうリスクがあるのです。
私自身もその時は、周囲の雰囲気を気にしてメモを取るのをためらってしまいましたが、次からは勇気を持って周りに断った上で、重要なポイントはしっかり書き留めることを決めました。
「大事だと思ったことはその場で記録する」。今回の経験を通じて、この習慣を身につけることの重要性を学びました。遠慮して行動を控えてしまうと、貴重な学びを失ってしまうことになります。
ビジネスシーンでも同様のことが言えるのではないでしょうか。やるべきことを遠慮せずに、どうやったら実行できるかを考える。そして、大切なアイデアやフィードバックはその場で記録し、それを行動や改善に繋げることが成功への鍵となります。「なるほど」と思った瞬間には、その場で書き留める習慣を取り入れたいものです。
もし同じような課題に直面している方がいれば、この方法を試してみてはいかがでしょうか。少しでも私の経験が皆さんの役に立てば幸いです。
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