【世の中には怖いともだちもいるんだよ。】57冊目「ともだちごっこ」
こんにちは。ぶさパパです。
こどもと読みたい絵本、本日のタイトルは「ともだちごっこ」です。
長男が大好きなオオカミとキツネのともだちシリーズ
長男が大好きな作品です。
皆さんは知ってますか?
全15作の人気シリーズで、大人も子供と楽しめる絵本で大人気です。
今回はともだちシリーズで、ウチの長男が初めて怖い友達の存在を覚えた作品。
早速読み聞かせをしていきましょう!
嫉妬も度が過ぎるとちょっぴり怖いよね。
キツネさんは森の中で美しい笛の音を聞きます。
笛の音を頼りに先に進むと、そこには女の子のテンがいました。
キツネさんがテンにもう一度笛の音を聞かせてもらおうと話しかけると、
「こないで!」
すごい顔で振り向いてキツネさんを睨んでいました。
テンちゃんはキツネの親友のオオカミさんが気に入らないらしく、キツネさんにオオカミと3日間遊ばないことを条件に、笛の音を聞かせてあげると駆け引きをしてきます。
キツネさんは迷いましたが、どうしても笛の音を聞きたくて、テンちゃんからの条件を飲んでしまいました。
テンちゃんはツンデレというのか情緒不安定というか、さっきまでの怖い顔とは反対にめちゃ可愛い顔をしています。笑
早速キツネは翌日から3日間、テンちゃんと遊ぶ約束をしました。
しかしキツネさん、翌日にオオカミさんと遊ぶ約束をしていたことを思い出します。
「ごめんなさい、オオカミさん
僕どうしても、ふえが聞きたいんだ。」
どんなけすてきな笛の音なんでしょうか。
キツネさんはオオカミさんとの約束をドタキャンし、テンちゃんと遊ぶことを選びました。
テンちゃんは自分本意な遊び方しかしないので、ぶっちゃけキツネは楽しそうじゃありません。笑
しかしテンちゃんの笛の音を聞きたいがために3日間テンちゃんと遊びます。
恐ろしい!
一方その頃、オオカミさんはキツネさんがドタキャンはするわ、数日姿が見えないわで「もしかしたらキツネは病気になっているのではないか?!」と心配してキツネを捜索しています。
オオカミさんは優しいです。
いよいよテンちゃんとの生活が3日目を迎えた頃、
ともだちごっこはもういやだ!
とキツネさんはテンちゃんのもとから飛び出しました。
テンちゃんがオオカミさんの悪口ばかり言うことに耐えきれなくなったみたいです。
オオカミさんが大好きなうちの長男も、テンちゃんにイラついています。笑
キツネさんはオオカミさんと会い、すべてのことを話します。
オオカミさんはキツネの身が安全だったことがなによりだとキツネさんと抱き合いました。
オオカミさん、めっちゃ良い彼氏みたいですね。
たぶんオスどうしのキツネとオオカミですが、なんだかキュンキュンしちゃいます。笑
オオカミさんとキツネさんが遊んでいると、笛の音が聞こえて物語はおしまいです。
どうやらテンちゃんはキツネさんと遊びたかっただけみたいです。
恥ずかしい気持ちがいつからかいつもキツネさんと遊んでいるオオカミさんへの嫉妬に変わり、感情を上手くコントロールできてなかったんですかね。笑
人の心は難しいですなあ~。
読みきかせを終えて
この絵本を読み終わって長男に感想をきいたところ、
「まあどんな理由でも、オオカミさんに会っちゃダメとかいうのはおかしいよねえ」
と一般的回答をかましてくれました。笑
たしかに長男の言う通りだけど、程度の大小はあれどこういうお友達っているじゃないですか。
長男がそんなお友達と会ったときに、「ああこの子はテンちゃんみたいに感情の表現が苦手な子なんだあ」くらいな気持ちで余裕をもって接してあげられるようになってくれたらいいなあとおもいました。
ブルーハーツの「人にやさしく」をきいてから、どんなひとも人にやさしくしてもらいたいんだなあとおもってるぶさパパでした!
ではまた!
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