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2023年5月の記事一覧

詩 「そこにいて」

詩 「そこにいて」

そこにいて

ただ そこにいて

まだ そこにいて

ずっと そこにいて

でもさ とか

もっとさ とか

そんなの ないよ

きみが

そこにいて

そうやって 

いきていることが

うれしいから 

そこにいて

ねえ

ねえ

あのさ

そこにいて

No.886 花香り、蝶の来る。

No.886 花香り、蝶の来る。

♪ 山には山の 愁いあり   
海には海の 悲しみや     
ましてこころの 花園に    
咲きしあざみの花ならば 

♪ 高嶺の百合の それよりも   
秘めたる夢を ひとすじに   
くれない燃ゆる その姿    
あざみに深き わが想い

♪ いとしき花よ 汝(な)はあざみ
心の花よ 汝はあざみ     
さだめの径は 涯(は)てなくも
かおれ

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永劫に還れ

永劫に還れ

今朝方、死んだ親ツバメを前の放棄している畑に葬った。昨日4羽の雛が皆見事な滑空をするようになったので安心したのか、玄関の暗がりで死んでいた。この家族が帰巣してからニ羽目の死んだ親ツバメを前の親ツバメの横に小さな穴を掘って埋め、上にレンガを一個置き、壺をかぶせた。野良猫対策。小さな箱に入れて常緑の椿の枝と葉を詰めて埋めた。永劫に帰れと言葉を手向けた。もう7年前になるが、久方ぶりにツバメが家の別棟のコ

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