見出し画像

クラロワリーグの観戦者やプロプレイヤーを増やしたい!

Ⅰプロゲーマーが減っちゃいました・・・

 2020年のクラロワリーグは前年度と比べてプロチームが減少しました。日本のチームも4チームから2チームに削減です。考えられる理由としては、プロリーグを開いても課金額や大会配信の視聴者数が伸びなかったこと、大会のスポンサーがつかなかったことなどいろいろなことが考えられます。

 個人的にはですが、プロリーグが元の規模に戻ったらいいことが多いな~って思いました。プロリーグ発足前からクラロワはプレイしており、一時期は積極的に無課金、微課金者向けのブログを投稿、更新していました。そんな中で、プロが誕生したことは自分と関係がなかったのにうれしかった記憶があります。

 ところが、2020年にプロチームが減少し、その流れでクラロワのプロゲーマーの多くがプロとしての資格を失うことになりました。プロの経験者の多くはツイッターのフォロワーやyoutubeチャンネルの登録者が多いので、すぐに収入0となることはないとはいえ、プロという肩書が消失してしまうのは大きな痛手になります。

 なので、プロリーグのチーム数を2019年の水準にもどすにはどうしたらいいのかを自分なりに考えてみました。

Ⅱまずは大会の観戦者を増やしたい

 プロリーグの観戦者が増えればSupercellへの収入が増え、プロリーグの拡大が発生する可能性が上がります。収入が増える条件は主に3つあり

①大会にスポンサーがつく

②プレイヤー数や課金額が増える

③公式グッズ販売などのゲーム外収入が見込める

 この3つが達成されなければプロリーグが縮小する可能性がありますし、最悪の場合プロリーグが無くなります。esports的な部分を前面に出さないほうが売り上げが出せるゲームもある以上、クラロワの人気が維持できてもそのような展開になることもあり得ます。

 そこで、どのようにして参加者を増やし、プロリーグのチーム数が増える可能性を作るのかを書きたいと思います。

Ⅲ選手個人のファンを増やす

 結論はオフラインのファンミーティング的なイベントを年に1回でいいので、開くことです。

 選手のオフ期間の活動としてメジャーなのが、youtubeに動画を投稿することになります。もともと初期のプロは強いプレイヤーであり、その強さを軸としてyoutuberとしての実績を作っていた方が多いです。youtubeに投稿することで知名度を上げ、実力が証明でき、それによって影響力が上がることでプロとしての道が開けるのは事実です。

 ただ、選手にファンを作る方法としてチーム主催のファンミーティングを行ってほしい。プロスポーツのイベントにおいてもオフシーズンに行われるファンイベントがあり、競技によってはチームをまたいでイベントを行う事例もあります(プロ野球チームなど)。

 選手を直接見る(場合によっては握手会レベルの会話ができる)機会がある方が、選手への愛着が生まれやすくファンを増やす施策として適切だと考えます。

 だからこそ、芸能活動をしているわけでもないのに、年に1度はプロスポーツチームがファン交流イベントを行っているわけです。

 チーム単独は無理でも、チームの垣根を超えて日本の2チームで合同イベントをするのもいいのかなって思います。

Ⅲ微課金勢でも実績が出せる環境を作る

 結論は国内で選手の露出や実績を増やせる大会が多く開かれることです。

 選手が実績として説明できる一番の数値がゲーム内でトロフィの値を上げることになります。しかし、トロフィを上げるためには、長時間のプレイが必要であり、時間が取れない場合やカードレベルが上がり切っておらずすべてのデッキが使えない場合に不利が生じます。

 1つのデッキだけを使って高トロフィを獲得できても、複数のデッキが使えなければプロとして通用するのは難しく、また、動画投稿をするうえでも動画のバリエーションが限られてしまい不利になります。

 そこで、トロフィーの高さ以外で実績を作れる環境を作ることが重要になると考えています。そのためには、プロになるための実績として使えるレベルの大会が開かれる必要があるということです。

 現時点だと、動画投稿者のドズルさんが中心になってトッププレイヤー向けの大会が開かれており、そこで実績を作ることができます。(個人開催にして500万円以上の寄付を集め、プロのMCを呼びジャッジも運営会社に頼むなどプロリーグと引けを取らないほどの素晴らしい大会です。)

 ですが、可能であればオープントーナメントで大会が開かれてほしいです。オープントーナメントの場合は参加申請を出した全プレイヤーに優勝のチャンスががあります。実態としては優勝はおろか上位入賞できるのは一部のトッププレイヤーですし、優勝できたとしてもプロになれる保証もなければストリーマーとして収入が得られるわけでもありません。

 ですが、優勝することで大きな実績が得られるとなれば、選手たちにとってはクラロワのプロリーグは他人事ではなくなります。

 他人事ではなくなるので、プロリーグを見て研究する人も増えますし、大会を意識してクラロワをプレイするプレイヤーが増えるので、イベントへの参加や課金額が上がる可能性もあります。

 また、大会はゲーム外で行われます。なので。ゲーム内の仕様は変更をしなくていいので、ライトユーザーや雰囲気が好きな方向けの仕様をゲーム内で維持できます。すべてのプレイヤーをesportsに流し込まなくてもいいので、プレイヤーの目的に合わせてゲームを楽しんでもらうことも可能です。

 これらの施策は、公式大会や公認大会などで行うべき施策だと思っています。格闘ゲームであれば、歴史が長くコミュニティでその規模の大会やトップを目指す練習会的なイベントを行うことも可能ですが、基本的には公式が予算をかけてオープントーナメントを行ってほしいです。

Ⅳイベントは参加しよう!発信しよう!大会を自分事にしよう!

 実は2018年にFAVgamingのファンミーティングに参加したことがあります。選手のエキシビジョンがあったし、選手の私物をかけてじゃんけん大会が行われたりと第1回のファンミーティングとしては素晴らしいものでした。現場には50~60名ほどの参加者がいたと思います。

 ただし、このファンミーティングは格ゲー部門との合同で行われたイベントです。この50~60名の参加者のうち半分ほどは格ゲー部門の選手のファンだったと思われます。となると、実際のクラロワ部門のファンは多くても30人前後となります。

 いくらチームが強くてオンライン上でファンが多くても、オフラインイベントでこの人数だと、2回目のファンイベントはないなって感じました。クラロワは中高生のファンも多いから仕方がない部分もありますが、もう少しファンやクラロワに興味がある人が参加して2回目以降のファンミーティングが行われてほしかったです。

 オンライン大会でもそうですが、暴言などをプロリーグの配信や選手のSNSに投げかけるのもやめてほしいです。プロリーグの実施によってネガティブな影響が出るようになれば、プロリーグを開く目的が無くなります。個人主催であれば、主催のやる気がそがれ次回以降の大会が開かれなくなります。

 プロリーグやそれにつながるイベントはプレイヤー1人1人が責任感を持って育てていく取り組みです。選手を目指してプレイ時間を増やしたり、研究のためにプロリーグをチェックするのもそうですが、ポジティブなコメントをたくさんするとか、課金やグッズを購入すること、イベントへの積極的な参加など、プロリーグを守りたい、プロを支えたいと思っている方ができることは多いです。プレイヤーの自分事によってプロリーグを盛り上げて、あわよくばプロリーグの再拡大をみんなで願い活動しましょう!

 (できれば、クラロワリーグジャパンが誕生して日本では6チームのリーグ戦が行われる環境になったらうれしいですよね)

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?