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珈琲だけのお店「Windy」で最高に美味しいコーヒーをいただく。


偶々入ったお店が気に入るととても幸せ。

まだ京都に来て、一年も経っていないが、京都がとても好きだと確信している。
このやく一年間、素敵なカフェを見つけるたびに、自分の居場所が増え、京都をもっと親切に感じる。京都がもっと好きになる。

今朝、「汽 [ki:] レストラン 清水五条」というお店でずっと気になっていたレバノン料理を食べるために、早起きして、清水五条に行った。

お腹いっぱいになって、とてもコーヒーを飲みたくなった。Google Mapを開いたら、周りにお店が結構ある。もう少し右にスライドすると、「Windy自家焙煎 珈琲だけの店」が目に入ってきた。

 秒でそこに行くと決めた。

Windy
自家焙煎 珈琲だけの店

お店が建物の2階にあり、階段を上って、すぐ見えたのは、これ。

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ドアを開けたら、コーヒーの良い香りと共におそらくマスターのお爺さんがカウンターから立ち上がり、迎えに来てくれた。

「お好きな席にどうぞ。広い席でも良いよ。」と言われ、

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私はこの素敵な丸テーブルにした。何のお花だろう、綺麗。

そして、ブレンドコーヒーをオーダーした。

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お・い・し・いーーーーー!

私はコーヒーにあまり詳しくないから、うまく表現できないけど、一言で言うと、これは何杯も飲めるコーヒーだなぁ。

ついマスターに「美味しいです!!」と言った。

そして、マスターがコーヒーのことをいろいろ教えてくれた。

このお店は創業50年で、最初の10年間、コーヒー以外に食べ物も作っていたけど、コーヒーを作ることが好きで、美味しいコーヒーでお客様を満足させたいと気付いたマスターはコーヒーに集中し、お店をコーヒーだけの店にした。

そして、お店の名前「Windy」の由来は、ある曲だそう。マスターはJazzが好きで、お店の中でずっと程よい音量でJazzのCDを流していた♪

そして、マスターはお店の名前の由来になる「Windy」という曲も流してくれた。とても活発で、明るい曲だった。私がマスターと話している時の気分もこんな感じ。

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とても心地良い空間。

喫茶店のあるべき姿とかないけど、ここは私の心中の喫茶店のあるべき姿。

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段ボールで作られたゴジラ。マスターのお孫さんの作品。

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この絵はマスターのお孫さんが小学時代に描いた。天才か?!うますぎて驚いた。しかし、お孫さんは全然絵に興味がないらしい。

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これはマスターのお客さん・友人のBEAR KNOTの宮尾さんが作ったテディベア。Windyのオーダーメイドで、本物のコーヒー豆を使っている。しかも!!ベアの鼻もコーヒー豆だよ。可愛すぎる。

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マスターの奥様が作っている手縫いのネルドリップ。♡

本当に愛の溢れるお店だ。♡

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泡で分かる新鮮さ。

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Windyの珈琲は高級豆を使用している。マスターはほとんど毎日焙煎していて、生豆や焙煎した豆を手選別して、奥様が作った手縫いのネルドリップで抽出したコーヒーは常に新鮮さを保っている。だから、美味しい。

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コーヒー1杯の後、私は人気のカリカリ珈琲アイスクリームを頼んだ。

食感が面白い。カリカリするたびに感じる珈琲豆の香りとともに滑らかなバニラアイスクリームを食べる。最高!!!

「50年間、飽きないですか?」と私はマスターに聞いた。

「飽きない。50年間、ここでの全ての出会いが宝物。珈琲を一杯一杯入れる時に、ここに来てくれたお客さんに最高に美味しい珈琲を差し上げたいと思っている。そして、だいたい聞かなくてもお客さんが美味しいと言ってくれる。これは50年間の不変なやりがい。」と、マスターが言っていた。

「好きかどうかは大事」とマスターは言った。

好きだと、飽きない。
この50年間、マスターは自分の望ましい珈琲が作れない珈琲豆をたくさん捨ててきた。
でも、一度も後悔したことがなかった。

「珈琲とアートは似ている」と言った。

マスターは絵・音楽・カメラ等、アートが昔から好き。
たくさんのアートに関わる仕事をしている人がここに辿り着く。
マスターのアートセンスもJazz、インテリア、珈琲カップ、
書籍、壁にかけている絵から伝わっている。

「好きなことを毎日思っていれば、わざわざ探しに行かなくても、意気投合する人が寄ってくるよ」

マスターの言葉は彼が作った珈琲のように余韻があって、印象的だ。

珈琲は一杯で足りなく、セカンドメニューを見て、もう一杯をいただきました。☕️

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二杯目を頂くときに、カウンター席に座った。

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これ、50年間故障なし。凄すぎる。FUJI ROYAL。

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ちなみにこの焙煎機もFUJI ROYALの製品で、50年間故障無し。

そして、カウンター席に座ったから、マスターがカウンターに座る時にずっと眺めていた壁に飾っているものがはっきり見えてきた。

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初めに、テレビがあるからマスターがそこを眺めていたと思ったけど、テレビがなくて、壁にお客さんの名前が書いてある珈琲チケットが並べてある。

よく見たら、かなりグローバル化!コロナ前、このお店に日本各地、そして、世界中の人が辿り着いていたらしい。珈琲チケットは期限なし。

お店のドアを開けた時に見えた光景を思い出した。

マスターはカウンター席に座って、好きなJazzのCDを流して、いつも眺めているお店の景色を眺めて、珈琲の香りに囲まれて、次にドアを開ける人・珈琲が繋いだ今日の出会いを楽しみにしていた姿がとてもかっこよく、素敵だ。

ちなみに、カメラが好きなマスターはここに写真を投稿している。良かったら、ぜひ見てくださいね。

「インスタグラムの方が見る人が多いし、便利ですよ」とマスターに言ったら、「言われたことがあるけど、なんか抵抗があるよね。」とマスターが言った。さすがだなぁ~

素敵な珈琲・時間・言葉、そして、素敵な居場所をくださって、ありがとうございました。

またすぐ行きたい!!


昔、カフェを開くために焙煎の勉強をしたく、このお店で修行していた医学部の中国出身の女性がいた。修行が終わって、彼女は中国に帰って、カフェを開いた。写真を見てたら、とても綺麗で素敵なお店で、場所は私の地元にとても近く、コロナが収束したら、いつか行ってみたいなぁ!

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