生命のよろこびが輝いている京の桜
最近は『桜のいのち庭のこころ』という本を読んでいます。代々「藤右衛門」を襲名する造園業・植藤の十六代目・佐野藤右衛門が話したことを聞き書きした内容なので、全部京言葉で読むのに時間がかかりましたが、それのおかげで、佐野藤右衛門が本当に目の前で話しているように感じられます。そして、今まで知らなかった桜の接ぎ木の話も詳しくしてくれてて、一緒に植木の仕事をしているように勝手に感じていました。
京言葉があれば、VR技術がいらないかもしれませんね。
佐野藤右衛門はイサム・ノグチと長く付き合って、いろんな国で日本の庭を一緒に作ったこともこの本を読んで、初めて知りました。
まだ読み終わっていませんので、読書感想文は書けませんが、「桜守」という影のヒーローのような存在に対して、とても感心しています。実は佐野藤右衛門は「桜守」という言葉があまり好きではないそうです。たまたま桜が好きで関わっただけだと言っています。でも、今私たちは花見ができたのは、彼らが昔から代々桜を守ってくださった日々があってのことじゃないですか。桜守と呼ばせていただきたいです。
私は日本文化がとても好きです。大きな理由の一つは、あらゆるものに対して、いつもリスペクトを込めている伝統があるからです。
「いただきます」「ご馳走様です」という言葉もそうですし、
星のや京都のダイニングで使用している昆布は四年間寝かせました、「昆布を寝かせる」という言葉にも。
佐野藤右衛門が仰った言葉にも。
あらゆるいのちに対してのリスペクトがありました。
このような言葉の影響があって、今年の花見は感謝の気持ちとリスペクトを込めて、していました。
そして、京の桜が最高に可愛くて美しかったです。
いよいよ「桜狩」のシェアタイムです!!!
最近、八重桜が綺麗に咲いていますよね!
星のや京都の八重桜も綺麗に咲いています。
みなさんは今年の桜を満喫しましたか?
まだの方、ぜひ!
桜も喜びますよ。
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