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諏訪を観じる古刹 仏法紹隆寺

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#諏訪大明神

仏教の諏訪信仰

仏教の諏訪信仰

神仏習合とは諏訪大明神と聞くと何を思いますか?
「神様」や「諏訪大社」を思い浮かべる方が多数だと思います。

しかし、諏訪大明神は仏様でもありました。

平安時代に中国より新たな仏教が日本に伝来しました。

伝教大師最澄の天台宗

弘法大師空海の真言宗

どちらの平安仏教も神さまと融合する「神仏習合」の形となりました。

天台宗は「山王神道」真言宗は「両部神道」という信仰を礎に神と仏が融合する教え

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平安時代~昭和まで お坊さんの学校 「常法談林所」

平安時代~昭和まで お坊さんの学校 「常法談林所」

前回の投稿では、主に諏訪神社(諏訪大社)の別当社務職という事について書きました。 

今回はお坊さんの学校 「常法談林所」(しょうほうだんりんしょ)について解説していきたいと思います。

当山には「由緒書」が残されていて、当山の開山の伝承として「弘法大師により学問の道場とされた」といわれています。そして、「信州教相談林の最初、松橋事相伝授の権與」と書かれ、信州の学問所の最初であり、松橋流という流派

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仏さまの諏訪信仰のお寺 ぶっぽうじ「仏法紹隆寺」

仏さまの諏訪信仰のお寺 ぶっぽうじ「仏法紹隆寺」

この投稿では、長野県諏訪市にある「仏法紹隆寺」(ぶっぽうしょうりゅうじ)略して「ぶっぽうじ」というお寺が、お寺の歴史を中心に諏訪地域の歴史を紹介していきたいと思います。

多くの皆様に諏訪を知ってもらいたいと思い、記事を書くことにしました。よろしくお願いいたします。

仏法紹隆寺とは正式名称は「鼈澤荘厳山 大虚空蔵院 仏法紹隆寺」(べったくしょうごんざん だいこくうぞういん ぶっぽうしょうりゅうじ

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