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イタリア語の勉強の工夫

筆者はイタリア語を勉強し始めて3年半、自称レベルB1です。
(10月に伊検の準2級に合格しました \(^^)/

Ph.D.への進学を機にイタリア語の勉強は一区切りつける予定でして、今まで使用した教材、勉強法と共に勉強のコツをまとめました。


1. 毎日コツコツ

イタリア語の勉強をしていて一番大事だと思ったのは、当たり前で難しい事ですけど、毎日コツコツやる事だと思います。理由は簡単で、やらないと能力が落ちるからです。

で、どうすれば毎日出来るかという事ですが、筆者が利用したのは、かの有名な"Duolingo"です。

スマホにアプリをダウンロードして、余裕のある時は30分、忙しい時は5分をほぼ毎日続けました。
途中でサボっていた時期もあったのですが、朝起きてすぐとか、お風呂に入る前とか、日課に組み込んでからは毎日続けられるようになりました。

また、後で紹介するPodCastを寝る前に聴いていた時期もありました。

とにかく数分でもいいので毎日やるのが大事だと思います。


2. 英語を用いて学習

上記のDuolingoですが、学習に使用する言語を選択可能です。

筆者は初めての交換留学時にイタリア語の勉強を始めて、日常生活で英語も使用していたので、相乗効果を狙って英語で勉強し始めたのですが、これが大正解でした。

イタリア語と英語の両方に精通している方は、ご存知だと思いますが、これらの二つには文法や単語の共通点がかなり多くあります。

特に、英単語をローマ字読みするだけで、イタリア語っぽくなる言葉がかなり多くあります。

例えば、
"education" = "educazione(エドゥカチ(ツィ)オーネ)" (教育)
"artificial" = "artificiale(アルティフィチャーレ)" (人工的)
などです。

ですので、既に英語に理解がある人は、英語とイタリア語の対応を把握できると覚えるのが楽になると思います。


また、筆者は無料の"Reverso"というオンライン辞書を活用して、英語の対訳を調べています。動詞の活用や類義語を瞬時に確認可能で凄く便利です。
(Webとアプリの両方を活用可能です。)


3. たくさん話して真似する

イタリア語に興味を持った方の多くが、ジェスチャーを用いるなどイタリア語の感情表現の豊かさに魅せられたからではないでしょうか?

イタリア人は、普段は穏やかな人でも、会話が盛り上がると必ず感情豊かになります。(人間皆そうだが、イタリア人は一際。)


そして筆者の特に意識している事が、イタリア人に負けないくらい大袈裟に話すことです。ジャスチャーや抑揚のつけ方を真似するようにしています。

大袈裟な表現を用いれば、笑いを誘えて場が盛り上がる事間違いなしです。

YoutubeにEasy Italianというイタリア人へのインタビュー動画をまとめたチャンネルがあるので、そこで色々な"言葉以外の"表現方法を学べます。英語とイタリア語の字幕が同時に流れるのでとても見やすいです。


4. 聴くのを楽しむ

話すだけでなく、聴いても楽しいのがイタリア語。

電話先に対して荒ぶる老紳士の魂を削って発した"Cazzo!!"や、駅でいつまでも発車しない電車に対して淑女の叫ぶ"Porca puttana!!"など、イタリアの街中に、人々の活力に溢れたイタリア語が飛び交っています。

上記のイタリア語は、流石にイタリアに行かないと聞けませんが、心地良く勉強用に聴く分には、メディアやアプリなど様々なツールがあります。

特におすすめなのがPodCastです。
筆者が勉強を始めて間もない頃に"Italian Bello"という番組を聴いていました。元イタリア語教師の方が放送主で、内容は全編イタリア語ですが、話す速度が遅く、使う単語も平易であるため理解しやすかったです。


5. 文法を固める

最後に一番つまんない内容で申し訳ないのですが、大事な事なので。
上記に挙げた全ての方法、文法が基礎になっていると思います。

どちらも並行して進めるのが良いんじゃないでしょうか?

同じ表現を繰り返し用いていると、そのうちイタリア語にも飽きてしまうかもしれないので、インプットも大切にしましょう。

自分は、下記の”本気で学ぶイタリア語”という本を、文法を固めるのに使用しました。説明が簡潔かつ、例題が多く使用しやすかったです。


また、文法の復習と、語彙力強化を兼ねて、現在勉強にしている本がかなり面白いので、ついでに紹介します。


6. 所感

言語の習得のコツは、インプットとアウトプットをバランス良く毎日地道に続ける事だと思います。昨今増加している、無料ツールの恩恵を受けながら、お互いイタリア語の習得を頑張りましょう!

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