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UFOはOKでワクチンはNG!? 超党派議連に関する大手メディアの偏向報道

SNSで、「UFO議連」(通称)に関するニュースが話題となっていました。通称のせいで「こんなことをしている場合か」というような意見が多かったように見えますが、大手メディアも取り上げているとなると、政府は意図的にこれを報じたいと思っているのだと感じました。

通称「UFO議連」とは?

以下、産経新聞(2024年5月28日付)から一部引用です。

正式には、「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟(仮称)」というようです。


「放置は安保上問題」 超党派のUFO議連設立 幹事長に小泉進次郎氏、専門機関設置要求 
産経新聞 2024/5/28 14:16
未確認空中現象(UAP)に関する超党派「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟(仮称)」が28日、国会内で発起人会を開いた。UAPは米政府の用語で、未確認飛行物体(UFO)を含む正体不明の飛行物体の総称。米国では2022年5月に米下院で52年ぶりにUFOに関する公聴会が開かれるなどUFOを巡る動きが活発化しており、議連は米国に足並みを合わせ、防衛省にUAPに関する専門機関の設置を求めていく。

https://www.sankei.com/article/20240528-5ESCF577FZHN7O5M72MBDSHSKI/

朝日、読売も報じています。

そして7月12日にも「宇宙人以外にも備える」ためだと、時事通信社が取り上げました。

下記の動画は、議連の事務局長を務める浅川義治衆院議員(日本維新の会)の部分から再生されるように設定してあります。


超党派議連といえば、WHOのパンデミック条約やIHR改正の危険性について声をあげた「超党派WCH議員連盟(仮称)」や、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」が設立されていますが、これらについて大手メディアは報じませんでした。

この違いは何なのか、考える必要があると思います。

メディアが報じないのは、国民に知られると都合が悪いことです。一方で、メディアが報じるのは「政府が国民に知らせておきたいこと」なのでしょう。国が進めたいことの準備が、ジワジワと進められているように感じられます。

パンデミックの場合も、まだ起きていないのに「次のパンデミックに備えて」と言って対策を強化しようとしています。つまり、次のパンデミックは100年後とかではなく、近いうちに起きるということなのでしょう。「パンデミックだ」とWHOの事務局長が宣言すれば、パンデミックなのですから。

では、UFOの場合はどうなのでしょうか。

地方自治法の改正から見えてくる懸念

6月19日に地方自治法改正案の採決が参議院で行われ、可決成立しました。

下記の記事がとても参考になります。

以下、一部引用です。

法案は公金収納事務のデジタル化、地域での生活サービス提供にかかる多様な主体との連携強化、大規模災害や感染症まん延時などにおいて、国の地方に対する「補充的な指示」を可能とすること、以上3点の改正からなる。

https://www.jichiro.gr.jp/all/240619danwa/

どのような事態において行使されるのか明確でない補充的指示権が将来、実際に行使されるのかは推測の域を出ない。しかし、与党が強硬に法案を成立させようとする以上、指示権が現実には行使し得ないよう、高い制限を課すことが重要であり、自治労としてもこの間、そのための対応を行ってきた。当初は「平時・非平時」との表現で当該の事態が論じられていたが、最終的には「大規模な災害、感染症のまん延その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」と、より限定的な表現に変更されたことは取り組みの一定の成果と言える。

https://www.jichiro.gr.jp/all/240619danwa/

最終的には「大規模な災害、感染症のまん延その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態」という表現になったのは、せめてもの救いだったかもしれません。けれども、「その他」の中に何が含まれるのかわかりません。当初の「平時・非平時」だったら、UFOなどが現れれば「非平時」にあたるでしょう。果たしてUFOは、「その他」に含まれるのでしょうか。

国連「未来サミット」から見えてくる懸念

国連は2024年9月に「未来サミット」を開催する予定です。それに向けてアントニオ・グテーレス国連事務総長が発表した『私たちの共通の課題(Our Common Agenda)』の中に含まれる、新たな提案に注目している人もいます。将来の「世界的ショック」の際に国連に大きな権限を与えるという、新たな「緊急プラットフォーム」が提案されているのです。

Our Common Agenda Policy Brief 2(2023年3月)
日本語版(概要)
OUR COMMON AGENDA Report of the Secretary-General完全版

https://www.un.org/sites/un2.un.org/files/our-common-agenda-policy-brief-emergency-platform-en.pdf

・重大な社会経済的混乱および/または環境悪化を引き起こす大規模な気候または環境事象。
・連鎖的な二次的影響を伴う将来のパンデミック。
・生物学的因子(意図的または偶発的)が関与する影響の大きいイベント。
・世界的な商品、人、資金の流れの混乱につながる出来事。
・サイバー空間における大規模な破壊的および/または混乱的活動、または世界的なデジタル接続の混乱。
・地球上の1つまたは複数の重要なシステムに深刻な混乱を引き起こす宇宙での大規模な出来事。
・予期せぬリスク、つまり「ブラックスワン」イベント。

https://www.un.org/sites/un2.un.org/files/our-common-agenda-policy-brief-emergency-platform-en.pdf

こうなると、なんでも「世界的ショック」にできるでしょう。

https://www.unic.or.jp/files/our-common-agenda-summit-of-the-future-what-would-it-deliver_J.pdf

WHOはパンデミックに関して「ワンヘルス」というアプローチで、加盟国全体を管理するようなシステムを作ろうとしていますが、こちらはもっと広い範囲での危機に対して、緊急プラットフォームを提案しています。既存の仕組みに取って代わるものではないと書いていますが、宇宙関係が入っていることと、UFO議連が立ち上がったことが無関係ではないように思えます。しかも、幹事長があの人です・・・。

緊急プラットフォームについてはまだ詳しく調べていませんが、9月22日~23日にニューヨークで開催される「未来サミット」にも関心を持つ必要があるように思いました。