Vioxxの薬害から学べること
メルク社の「Vioxx」(非ステロイド性抗炎症薬)は1999年にアメリカで承認されましたが、18ヶ月以上の服用で心血管疾患のリスク増加が認められたため、2004年9月に市場から撤退しました。日本では承認されていなかったのであまり話題にならなかったようですが、この薬害から多くのことが学べます。メルク社は、HPVワクチン「ガーダシル」や「シルガード9」の製造販売元(日本での製造販売元はメルク社の日本法人「MSD株式会社」)です。
臨床試験でわかっていた危険性
今回は、先日の記