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52週Something Newチャレンジweek12_聴く

今月からコーチングスクールに通っています。コーチングとは何か、という基礎知識を学ぶコースで、3週前にも記事を書きました。
コースが進んで、現在はコーチとしてのマインドセット、「聴く」スキルについて学んでいます。

聴くこととは

皆さん、普段人の話をどれだけ聴けていますか?
私は自分が聴くのが苦手であることは自覚しており、会社の傾聴セミナーを受講したりや、聴くことについての本(Listen)を読んだりして、一通りの知識はもっている「つもり」でした。

コーチは相手に寄り添って聴く、質問をするなどのコミュニケーションを通じて、相手の中にあるリソースを見出すことを促し、目標達成をサポートする、と現段階では理解しており、「聴く」スキルはコーチングにおいて大きな役割を担っていると思います。

コーチングにおける「聴く」は相手に集中し、必要に応じてペースを合わせる、言ったことをくり返す、要約する、時には沈黙する、などのスキルを適宜活用して、相手が思いを整理したり気づきを促すこと、のようです。
ここまでは今までの知識と同様で、やってるつもり、でいたのですが、今回聴けているかのバロメーターとして、「批判、アドバイス、提案が思い浮かんだ時点で聞けていない」という事を知りました。重要なのは、会話中に「批判、アドバイス、提案をしない」のではなく、「そもそもそれらが想起されない」というところで、実際やってみるとこれがいかに難しいかを実感しました。

聴いてみた

会社員として、普段課題解決を求められるシチュエーションに慣れ親しんでいることもあり、何か相談事や話をする際には、相手が行っている話題に対して常に解決策や意見、対案を考えながら話をきくことがあまりに当たり前になってきて、情報が入ってくるそばからほぼオートで自分の脳内で自分の意見を考える思考回路が出来上がってしまっています。

解決策を考えたり次に自分が言う事を考えているという事は、相手の目線ではなく自分の思考回路で考えている状態であり、つまりは「聴いていない」状態である、というのは至極もっともです。

聴くだけ、というのも難しいですが、これに相手に気づきを促す質問やフィードバックをするとなると、当然頭をフル回転する必要があるわけで、私の頭は回転すると自分の思考回路を回す癖がついているので、しっかりっと聴いた上で、適切なコミュニケーションをするのは、これまたもう一つハードルが高いな、と感じています。

練習あるのみと色々なシチュエーションで聴くことを試してみました。特に仕事関連の打合せでは、聴いているとその事柄に対する解決策や自分の意見が自然に浮かんできてしまいます。また、普段の会話や会食などでも、その話題のトピックに関して自分の意見を考えてしまう事はおろか、ひどいときには相手の話ではなく、自分に関連することを勝手に考えたりしている事に気が付きます。加えて、アルコールが入ると素が出て意識が出来なくなり、この傾向がより顕著になることも実感しました。
1on1の時間などは、普段から聴くメインを心がけているつもりでしたが、実際にはやはり意見や提案を考えている自分に気が付き、提案してはいけないと思うあまり(つまり既に提案を考えてしまっているのですが、、)、アドバイスを求められてる際に質問ばかりして、結局良い案に至ることが出来ず、「なんか今日はアドバイスくれませんね、感じ悪いですよ」などと言われる始末で、シチュエーションや目的に応じて使い訳が必要であることもよくわかりました。

総じて通常運転だと全く人の話聴いていない、というのが自分のデフォルトだという事がよくわかりました。

感想

会話のキャッチボール、などという言葉がありますが、キャッチボールは相手のたまをしっかりキャッチして、またこちらから球を投げるコミュニケーションです。キャッチすることが聴いていることだとすると、私は今まで相手の球をキャッチせずに後ろに転がるままにして、違うボールを投げていたのかも、とやや空恐ろしくなりました。
とはいえ、出来ていないことを認識するのは上達の第一歩だと思うので、その意味では大きく前進したと思います。逆に自己認知的な観点では、気が付いていない自分を発見できて、結構ワクワクする体験でした。

私は毎日マインドフルネスを実践しているのですが、集中している意識が逸れて、色々なことを考えていることに気づき、また集中しなおす、というのが現段階での私のマインドフルネスの理解なので、聴く、についても同様に、聴けていない状態に気が付き、また聴くことに集中する、ということを繰り返していくうちに、だんだん聴けるようになっていくのかな、と感じています。

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