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筆者について

こんにちは。未来香(あすか)と申します。
きちんとした自己紹介を書いていなかったことと、自分という人間を整理整頓するためにもう一度自己紹介を書いてみようと思います。


名前の由来

未来香は、母が二番目の候補として考えていた名前です。本当の名前もとても好きなのですが、個人的に未来香という名前がすごく気に入っているので執筆活動に使おうと決めました。



何をしている人?

2019年9月から2021年5月に至るまで、マサチューセッツ州の小さな町、アマーストで大学院生をしていました。日本文化/文学/教育を専攻しています。専攻を聞かれた時にいつも迷うのですが、私は上記のどの分野もすごく好きなので選べずに全部書いてしまいます。美しく品のある日本語が大好きなので文学はとても魅力的です。修士論文は「日本の美の基準」について180ページほど書きました。遠い昔に誰かによって決められたクラシックな美の基準に対して現代の日本人女性(今回の論文では主に女性に視点を絞りました。)がどのように立ち向かい、革命を起こそうとしたのか、ということをテーマにしました。江戸時代に書かれたメイク本や美人画、婦人雑誌、文学、美人コンテストを読み漁った2年間はとても楽しく充実していました。また、日本語のティーチングアシスタントとして大学で働いてお給料を頂いていました。



なぜ、アメリカで日本を研究したのか

これはもう、嫌というほど聞かれました。
「日本で勉強すればいいじゃん」
「何でアメリカで日本のこと研究しているの?」


もちろん、最もな質問だと思うんです。
でも、まず一つ言いたいことは、学ぶのに場所は一切関係ないということです。日本文学を長年研究してきたアメリカ人の教授はアメリカにもたくさんいます。もちろん、日本人の教授だっています。知識を持った教育者がいて、それに興味を持った学生たちが世界各地から来ていて、一緒に学ぶ。学べる環境があるのなら、場所はどこだっていいんです。


もう一つは、自分の国のことは他人の方がよく知っているということです。私は日本で生まれ、日本で育ったので私とって当たり前すぎて気がつかないことなんてたくさんあるんです。一番よく聞かれたのは、「日本はどうして女子高生(制服)があんなにも重宝されるのか」。言われてみれば確かに「華のJK」なんて言葉があったり、制服を着て踊っているアイドルがいたり、制服ディズニーが流行っていたり。こうした制服ビジネスに目を向けたことなどなく、一つのブームのようなものだと思って通り過ぎていた。アメリカに来て率直に聞かれる質問はどれも、私が返答に詰まるような本質をついたものばかりでその度に立ち止まって考えるきっかけをもらっています。どうやら日本だから日本のことがよく学べる、というわけではなさそうです。結果として、アメリカにいる方が日本のことをよく勉強できています



発信していきたいこと

noteを通して発信していきたいことはざっくりと切り分けて3つあります。

1. アメリカの大学生との対談

私は学生たちと毎日関わる仕事に就かせて頂いているので、毎日学生たちから学んでいます。特に、様々な学生たちと一対一で会う機会が多く、その時間の中で学生たちに気づかされること、一緒に考えるべきことが本当に多いです。そんな貴重な「対談」を通して、アメリカの大学生たちは普段どのようなことを考えているのか、どんな悩みを持ち、どんな疑問を抱き、何に立ち向かい、何に惹かれ、誰に憧れ、どんな革命を起こそうとしているのか。そんなことを書き綴りたいと思います。


2. 文学のこと / 修士論文のこと

大学院時代の2年間はとにかくたくさんの文学を読み漁りました。死生観や世の中のルール、世界の縮図、戦争、教育、美意識など、世の中に溢れている色々なことに違和感を抱いている私にとって文学はとても面白い分野です。今は何だか良くも悪くも多様性が叫ばれるようになって、ある意味で議論がしにくい、批評しにくい世の中になったような気がします。でもアカデミックな世界では、常に質問力や批判力が求められるわけで、そこに一般社会との対立的な部分を感じています。noteでは赤裸々に、批判を恐れずに堂々と自分の考えや社会に対する疑問をぶつけていきたいです。

3. 旅と写真のこと

やっぱりせっかくこの時代にアメリカという国にいるので、たまには地元のことやボストン、ニューヨークのことをいくつかの写真とともに紹介できたらいいなと思います。とことん可愛いものが好きなので、ときめくカフェやレストラン、アイスクリームショップ、建物や景色など諸々アップしていく予定です。でもやっぱり、可愛いの天才は日本と韓国だと思っている私は早く日本に帰りたいです。
夏休み、早く来ないかな。



発信する目的

私たちが普段、無意識のうちに縛られている考えの核心に迫り、それまで自分が持っていた一種の「偏見」に疑問を抱くきっかけをつくりたいです。

私自身、アメリカやフィリピンでの生活を通して「これって偏見だったんだな。」「これって社会の意見に飲み込まれていただけだったんだな。」「ああ、これって実はそんなに大したことじゃなかったんだ。」と思ったことが本当にたくさんあります。それは日本を出てみたからこそ気づけたものもあると思うんです。だからこそ、「当たり前」とは何か。その「常識」は誰にとっての常識なのかをもう一度振り返って考えてみるきっかけを少しでもつくれたらいいなと思いました。既存の価値観をアップデートすることは、自分自身の人生をアップデートすることに繋がるからです。


学生としても、教員としてもアメリカの大学機関に所属しているからこそ書ける記事を書いていけたらいいなと思います。

では、長くなりましたが、以上を自己紹介とさせていただきます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。


未来香-Asuka-

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