未来香(asuka)

2019年に渡米、大学院を卒業後、現在はメイン州のリベラルアーツカレッジでOPTをして…

未来香(asuka)

2019年に渡米、大学院を卒業後、現在はメイン州のリベラルアーツカレッジでOPTをしています。 アメリカの大学生の思考について、文学について、旅について綴ります。

最近の記事

インスタで「日本の移民率は低すぎる」「日本に多様性は存在しない」というコメ欄を見た。私は海外学生たちの留学は大歓迎だけど移民制度は厳しいままでいいと思っている。 多様性を訴える社会には賛同するが、多様性を正当化するあまり混乱に陥るのはアメリカという国ひとつで十分だと思っている。

    • Responsibility for Nothing(空っぽの責任社会)

      ある天才科学者によって創り出された破滅兵器、原爆。 それが投下された日、アメリカは歓喜に沸いていた。 オッペンハイマーは祝福され、大いに讃えられた。 3時間ある映画の中で、私が覚えているのはたった1分のこのシーンだ。 彼らが何に喜んでいたのかははっきりと描かれていない。 一つはっきりと分かったのは、戦争とは日常であるということだ。 学校で第二次世界大戦を学んだとき、 戦争とは"非常事態"であると思わされていたように思う。 平和の反対語として学ばされていたように思う。 日々の

      • PMS期のやり過ごし方

        PMSが来るタイミングは月によって違う。 月経の前だったり後だったりして、タイミングによって空腹状況が変わる。 私の場合は大抵、集中力の欠如、焦り、緊張、倦怠感が主な症状だ。 集中力の欠如は結構深刻で、何をやっても5分以上続かず 常に動いたりソワソワしたりしている。 そのくせ倦怠感がひどく、何かをする気にもなれず、そんな状況に焦りを覚え、 次の日仕事もなく緊張する理由がないにも関わらず緊張状態が続いたりする。 PMSが酷い時に必ずするようにしていることは、 仕事の日のよう

        • ホワイトデーということで、名古屋で見かけたかわいいチューリップの花を貰った。 今まで全然興味がなかったのに、部屋に飾るとめちゃくちゃ癒される。 私が疲れすぎているのか。それとも先を生きた先人たちのように、 花鳥風月を愛でたいと思うような年頃になったのか。 いずれにせよ、美しい。

        インスタで「日本の移民率は低すぎる」「日本に多様性は存在しない」というコメ欄を見た。私は海外学生たちの留学は大歓迎だけど移民制度は厳しいままでいいと思っている。 多様性を訴える社会には賛同するが、多様性を正当化するあまり混乱に陥るのはアメリカという国ひとつで十分だと思っている。

        • Responsibility for Nothing(空っぽの責任社会)

        • PMS期のやり過ごし方

        • ホワイトデーということで、名古屋で見かけたかわいいチューリップの花を貰った。 今まで全然興味がなかったのに、部屋に飾るとめちゃくちゃ癒される。 私が疲れすぎているのか。それとも先を生きた先人たちのように、 花鳥風月を愛でたいと思うような年頃になったのか。 いずれにせよ、美しい。

          ところで、平凡な俺よ。

          俺は、普通の人間だと思う。 体格とか、能力とか。 ガキの頃は、自分を"天才に違いない"と思っていた。 いや、中坊くらいまで思ってたかも。 いや、今でもちょいちょい思ってるな。 でも、たぶん身長は180に届かないだろうし、 運動能力に自信はあるけど、バレー部の中で現時点で俺が1番である部分はない。 それが何かを諦める理由にはならないし、言い訳にもならない。 つーかそもそも、普段そんなこと考えない。 でも半年に一回くらい、限りなくメンタルがマイナス寄りになった時に思う。

          ところで、平凡な俺よ。

          2023年12月31日 30歳 振り返り

          What was a lesson you learned this year?-今年得た教訓は- 今の自分にできること以上のことをやろうとしないこと。 これは簡単そうに見えておそらく日本人が一番苦手なことなんだと思う。 期待されると期待以上の結果を出そうとすること。 初心者なのに120%やりきろうとすること。 どれだけの時間を費やして、どれだけ苦しんで向き合ったとしても、 後になってもっといいアイデアや考えがいくらでも湧いてくる。 未経験者がいきなり120%の力を出そうと

          2023年12月31日 30歳 振り返り

          30代の抱負

          30代に突入しました。 30代の目標は特にありませんが、 "人と向き合う"ことでしょうか。 20代は、本当に自分のことばかり考えて生きてきました。 無事30歳を迎えた今だからこそ言いますが、 10代の頃から、毎日毎日、死ぬことばかり考えていたからです。 29歳までに、やりたいことは全部やろう。 それは自分自身の死生観があってのことでした。 私が就活に興味を持たなかったことも、 新卒カードをあっさり切り捨てて1年フリーターになったことも、 海外生活を優先したことも全て、 自分

          20代、成長しかしませんでした。 あまりに濃すぎた10年が終わるのはやっぱり寂しいです。 10年間私を育ててくれた全ての人に感謝します。 ありがとうございました。 自分への敬意と共に、今夜はゆっくり過ごします。

          20代、成長しかしませんでした。 あまりに濃すぎた10年が終わるのはやっぱり寂しいです。 10年間私を育ててくれた全ての人に感謝します。 ありがとうございました。 自分への敬意と共に、今夜はゆっくり過ごします。

          30歳まであと1週間。

          20代最後の1週間を迎えた。なんとも不思議なことだ。 30代を迎えることを、想像したことはなかった。 思えば私は、未来を考えない子どもだった。 小学校の卒業アルバムにも、将来の夢は「縄跳びを上手に飛べるようになること」だと綴っていた。 中学の卒業アルバムには、全く思ってもいない「美容師になること」を書いた。 それは、当時仲の良かったクラスメイトがそう書いていたからだ。 本当は、「美容師になる」自分を描いてなどいなかった。 高校の頃は、少し夢を持った。「留学すること」だった。

          30歳まであと1週間。

          あと2週間かあ。生きるので、精一杯だったなあ。 早く終われ、早く終われって思いながら過ごす1年は果たして本当に正しいのだろうか。

          あと2週間かあ。生きるので、精一杯だったなあ。 早く終われ、早く終われって思いながら過ごす1年は果たして本当に正しいのだろうか。

          人を人として評価する人があまりに多い印象。 人は細分化して評価されるべき。 この人=Fではなく、この人のAは◎、Bは○、Cに関しては△など。 いわゆる歯の定期検診と同じようにカテゴライズして評価されるべき。 最近X見てると、「この人=落第」みたいな投稿が多くて呆れる。

          人を人として評価する人があまりに多い印象。 人は細分化して評価されるべき。 この人=Fではなく、この人のAは◎、Bは○、Cに関しては△など。 いわゆる歯の定期検診と同じようにカテゴライズして評価されるべき。 最近X見てると、「この人=落第」みたいな投稿が多くて呆れる。

          今日からストーブを解禁。 冬の匂いがする。

          今日からストーブを解禁。 冬の匂いがする。

          アニメから学ぶ編集スキルが多すぎる。 ブルーロック→緩急の付け方(千切覚醒時のシーンとか特に) ツルネ→"Tranquility-静穏-"の概念(EDのラスト1秒で魅せられる) サマータイムレンダ→今時の編集(OPのラスト5秒神) 最近はOPもEDも絶対に飛ばさず見ている。

          アニメから学ぶ編集スキルが多すぎる。 ブルーロック→緩急の付け方(千切覚醒時のシーンとか特に) ツルネ→"Tranquility-静穏-"の概念(EDのラスト1秒で魅せられる) サマータイムレンダ→今時の編集(OPのラスト5秒神) 最近はOPもEDも絶対に飛ばさず見ている。

          「個→社会」のベクトルが成立するからといって、「社会→個」のベクトルも成立するとは限らない。むしろ後者は成立しない。いちいち個に目を向けていたら成立しないのが社会だ。全員を救おうとするから混乱する。ある程度切り捨てないといけないのが社会。この「何でもアリ」な世界が心底煩わしい。

          「個→社会」のベクトルが成立するからといって、「社会→個」のベクトルも成立するとは限らない。むしろ後者は成立しない。いちいち個に目を向けていたら成立しないのが社会だ。全員を救おうとするから混乱する。ある程度切り捨てないといけないのが社会。この「何でもアリ」な世界が心底煩わしい。

          Xを見ていると、他人のビジネスに興味のある人が本当に多いんだなと感じる。 私は炎上している人に誰にもコメントをしたことがない。理由は至って簡単で、「興味がない」からだ。何をそんなに、他人の人生に熱くなっているのだろうとか、冷めた感情で見てしまう。私は今日も自分のことで精一杯だ。

          Xを見ていると、他人のビジネスに興味のある人が本当に多いんだなと感じる。 私は炎上している人に誰にもコメントをしたことがない。理由は至って簡単で、「興味がない」からだ。何をそんなに、他人の人生に熱くなっているのだろうとか、冷めた感情で見てしまう。私は今日も自分のことで精一杯だ。

          私という人間と、セクシュアリティの話。

          むせ返るような夏。自習室に立ち込める空調の独特な匂いが鼻についていた。 浪人時代の話だ。もう10年以上も前の話だ。 私はおそらく、その頃からバイセクシャルだったのではないだろうか。 同性と付き合った経験はない。 ただ、中世的な人に惹かれる傾向は、当時から確かにあった。 ショートカットで、少しだけ明るいブラウンの髪。 細いフェイスラインに、一重がちな目をしたいかにも塩顔な女の子だった。 性格は、ほとんど男の子に近かった。 サッカー部にでもいそうな、そんな雰囲気の子だった。

          私という人間と、セクシュアリティの話。