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PMS期のやり過ごし方

PMSが来るタイミングは月によって違う。
月経の前だったり後だったりして、タイミングによって空腹状況が変わる。


私の場合は大抵、集中力の欠如、焦り、緊張、倦怠感が主な症状だ。
集中力の欠如は結構深刻で、何をやっても5分以上続かず
常に動いたりソワソワしたりしている。
そのくせ倦怠感がひどく、何かをする気にもなれず、そんな状況に焦りを覚え、
次の日仕事もなく緊張する理由がないにも関わらず緊張状態が続いたりする。


PMSが酷い時に必ずするようにしていることは、
仕事の日のように身なりを整えることだ。


髪をアイロンでセットして、きちんと整える。
イヤリングやヘアアクセサリーをつけることもあるし、
ゆったりしつつもダルっとしすぎないルームウェアに着替えることもある。
とにかく、"気に入らない"ことが多くなるPMS期に、
すっぴんパジャマという事態を避けることにしている。
これは人によると思うが、私の場合、
ただでさえ思うように動かせない自分の身体にイライラしているのに、
みっともない自分の姿をうっかり鏡に映したくないのだ。

ある程度許容できるまで身なりを整えたら、チキンスープを作る。
これはアメリカに住んでいた頃から続けている毎月恒例のレシピだ。
毎月一定数の経血が身体から出ていくため、
血流を整えられるものを口にするようにしている。
スーパーで安く手に入る手羽元を大量買いし、長ネギと生姜、塩のみで作るかなり
シンプルなチキンスープだが、これがまた最高に沁みるのだ。
結構イライラし始める時期で、何を食べても味覚が満足しないことが
多いのだが、チキンスープを食べているとホッと心が落ち着くため
これは欠かせない大切なライフイベントでもある。

そして最近は、花を飾ることのメリットを大いに感じている。
昔は貰っても困るようなものだったはずなのに、
今では、なんでもない日に花を贈られるような人になりたいと思う。
不思議だ。

ある日可愛いチューリップの花を貰って、部屋を綺麗に片付けた。
花だけが視界に入るようにあらゆるものを片付けた。
すると、仕事の合間に視界に入るとフッと心が和らぐのだ。

南向きの部屋に差し込む柔らかな日差し。
車がほとんど通らないような田舎の団地。
窓を開ければ鳥の鳴き声が聞こえ、
一階からは家族の生活音が聞こえてくる。
なんでもないその全ての環境の中で静かに彩りを与えてくれる花びらに
この1週間で何度心を動かされたのだろう。



動きたいのに、動かせない身体。
SNSを見ているだけなのに、落ち着かない心。
生理前というのは本当に"厄介な自分"が分離して、住み着いているような感じだ。
だからこそ、自分が"これならいい"と思える行動を一つでもするといい。
私の場合は、ゆったりした、それでもある程度きちんとして見える
ルームウェアを着ることと、髪を巻いてセットすること、
チキンスープを作ること、そして花を愛でること。
これらのおかげで、今月も無事なんとかやり過ごせそうだ。



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