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釣竿と釣糸が見えますか?

「つり」 1986年 セメント

帽子をかぶった少年が、腰を下ろして釣りをしている作品なのだが、肝心の釣竿と釣糸が作られていない。

しかし、にも関わらず、少年が釣りをしていることが確かに伝わってくる。

そして、想像する釣竿と共に、それがどこであるのか、季節はいつなのか、一人でいるのか、それとも誰かといるのかと、様々なイメージが浮かんできます。

少年の日の長沼自身の姿であるのでしょうか。

凛とした静けさをまとったこの像は、少年の無垢な心を映しているようです。

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夏の思い出

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