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向き合わなければ…

これは、世の不条理や人の胸のうちに鬱積する、妬み、憎しみ、悩みなどを描いた「怪シリーズ」の一つ。

長沼孝三の作品のモチーフの中に「怪シリーズ」があります。真正直に生きようとしても、社会の理不尽、人のさがはそれをこばむ。深い批判眼から生まれた作品群です。

「話があわない」1976年/セメント

作品「話があわない」は、年齢も性別も不詳の三人が、それぞれ別の方向を向いています。芸術とは単に美の追求にあるのではないという長沼孝三が、人の内面を具象化した、メッセージ性の強い作品です。


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