見出し画像

動画撮影の、挑戦と失敗と、これから。

2008年。動画撮影の挑戦。

Canon5D markⅡが世に出て動画業界が大きく変わりました。ビデオカメラよりも撮像素子が大きく、ボケの表現が豊かになり映像が美しくなったからです。私はスチルカメラからキャリアをスタートしたので、それまで動画の経験はありませんでした。当時Canon5D markⅡをメインカメラにしていたので、その延長線上で動画を撮るようになりました。ブライダルのダイジェストムービーです。

写真から動画への挑戦。この当時、フォトグラファーが5D2を使い一眼レフムービーに参入される方が多くいました。理由は2点あります。

映像が美しい。

これは最初に述べたとおり、映像の被写界深度の奥行きが豊かになりボケの表現が見る人を魅了しました。花嫁にフォーカスがきて背景がボケれば視点は花嫁に釘付けです。写真表現がそのまま動画で表現できます。

長編ビデオの衰退。

昔のブライダルの動画は長編収録が基本でした。しかし結婚式の1日を2時間の映像で見るニーズは無くなっていきました。それよりも1日のダイジェストを物語のように見せるショートムービーが求められるようになりました。短いカットを繋ぎ魅せる動画です。近年は美しい映像が当たり前になり、いかにその2人の物語を表現するか。想いを汲み取って映像を紡ぐことが大切になっています。

ブライダルから始めてその他の動画撮影にも対応しています。

そして失敗。

動画撮影に関しては完全に我流でやってきました。撮影本番前に準備とテストを重ね経験を積んできましたが、動画はやればやるほどややこしいことが・・・まず、

音声の収録がややこしい。

音声を活かそうとするとカメラ内蔵マイクでは到底使えません。外部マイクを使い始めました。RODE ロード VideoMic Proにかなり助けられています。

動画ファイルがややこしい。

もう初めは何にもわかりませんでした。AVI,QuickTime,WMV,FLV・・・あと映像コーデック。何これ?教えてSiri。助けてグーグル。

編集ソフトがややこしい。

私は今でこそMacを使いますが、その当時は完璧なWIN使いでした。編集ソフトを調べたらFinal Cut Proが出てきてMacです。右クリックできない!から始まりました。

つい先日もFujifilmXT4を動画撮影現場で使用し、失敗をしました。企業のインタビュー動画でしたがクライアントから『MP4で撮影いただければ結構です。』とのことでしたので、XT3まではMOVで撮影しMP4に変換していたのが、XT4は初めからMP4で撮影できるようになっている!のでMP4で撮影をしたところ、、、なんとMP4は4GBを超えると画像ファイルが分割されている・・・知りませんでした。失敗です。しかしながらこの時は外部レコーダーを同時にMOV収録していたので何とか乗り越えました。多分MP4とかMOVとかわからないと何言ってるかわからないと思います。すいません。わからないですね。そもそも初めは外部レコーダーもわかりませんでした。

挑戦はドキドキする。

知らないことを知ることは楽しいです。好奇心。経験して答えが分かる事は慣れてきます。熟練して経験を積み突き詰めていくことは非常に大切です。ただ、現状に満足すると衰退しかありません。新しいことに挑戦することで進歩があります。これは絶対だと思います。挑戦するとドキドキします。楽しいドキドキと、失敗するかも・・の心臓に悪いドキドキとですが。。今回もファイルが分割している画面を見て心臓ドキドキです。

でもこれからも挑戦を人生で続けていきたいと考えています。ほどほどにドキドキしながら。

terukazu


この記事が参加している募集

noteの書き方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?