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ブライダルフォト。野外の多灯ストロボ撮影の経験値から来る主観。

いわゆるブライダルのロケフォト。そのストロボ撮影の経験値からくる主観です。この内容に興味あるのは同業者だけ?まぁでもこの料理こんな風に作ってます!のと同じでこの写真こんな風に撮影してます!みたいなことをお伝えできればと思っています。

ブライダルのロケフォトではいろんな撮影環境がありますが、下の写真の撮影環境はほぼ真っ暗。ブライダルフォトを撮影する環境はだいたい日中が多く、せいぜい夕焼けまでがほとんど。なので日没後の撮影は3年ほど前まではなかったですがここ最近は、お客様の撮って欲しい!の内容が色々あることと、ここで撮りたい!撮影場所の自由度が広がってきて撮る機会があります。

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スタジオの撮影だと撮影環境が整っています。光のコントロールはストロボライティングです。野外だと太陽がメインの光源ですが日没後はその太陽はありません。ストロボで光をコントロールしないと撮影できませんが、電源がないしストロボ機材が重い。そもそも昔は野外でライティングをするという考えがありませんでした。

でもクリップオンストロボの性能が良くなりバッテリーだし軽い。電波で多灯撮影が簡単に出来るようになると今ままで撮れなかった写真が撮れるようになってきました。

この撮影ではクリップオンストロボを3灯使用しています。

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どうにもわかりにくい図参照。

いわゆるY字ライティングとでも言いましょうか。メインライトは人物の表情。サブライトは陰影の調整。バックライトは輪郭のディテール調整。メインとサブはグリット光(スポットライトみたいの)でバックライトはディフューズ光(柔らかい光)です。露出は背景の京都タワーと東寺に合わせています。スローシャッターなので後幕シンクロで撮影。あとピントを見るのに懐中電灯を使用しています。

また、この撮影ではここだけでゆっくり撮っているのではなく、撮影時間制限がある中で速やかに正確にが求められる状況です。広告や作品撮りではなくブライダルの前撮りです。被写体はモデルではなく一般のお客様。早く撮らないと撤収時間に間に合わない!っと焦ってはいますが、その焦りは絶対に表に出してはいけない状況。(まぁでも急いでる感は出ますが)

野外のライティングの基本はメインライトで表情を見せることです。どこでもプレーンライト。ここからアレンジしています。あとこのメインライトの光量設定は1/8にしています。そこから前後光量調整します。その理由は2つあってひとつは前撮りでは1hで200〜300カットほどシャッターを切ります。フル発光すると電池の消耗が激しい。ふたつ目は1/8で発光するとこのくらいの露出で撮れる、を感覚で把握しています。こうするとストロボを長く安定して使用でき露出決定も早くなります。

ブライダルフォトの野外多灯ストロボ撮影では、

どこでもプレーンライト。 ストロボ光量基準設定。 

でスピーディーにポートレートが撮影できます。ただ、この技術的なことは撮影の本質ではなく被写体である2人に向き合うことに注力することです。頭の中は楽しい撮影体験を提供したいなと思っています。


terukazu








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文教スタヂオプロフォトチーム。https://bunkyo-prophoto.com 人物記念写真を中心に想い出を創造しています。『 Photo Finder 』このサイトでは日々の日常や仕事や趣味などファインダーから捉える写真に言葉を添えて、ささやかな情報を発信していきます。

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