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ブライダルスナップ。撮影した後の話。

撮影した後、写真をお2人に届けるまで何をしているのか。撮影した後の話です。

撮影データをお届けするために。

撮影したデータをそのままお2人へ納品することはありません。納品までに3つの行程を経ています。

①必要なカットをセレクトする。

ブライダルの被写体はプロのモデルではありません。撮影することに緊張されたり撮られることに慣れていなません。ブライダルの撮影は2人の想い出の為の写真です。作品撮りでもありません。要は楽しい撮影体験を提供したいと考えているのでコミュニケーション優先でお話しながらたくさん撮影しています。たくさん撮る中での目つぶりや似たようなテストカットは除いています。ただ撮影当日の雰囲気が残る写真などは意図的に残します。要は想い出の為に必要なカットをセレクトします。

②色補正をする。

撮影したままの写真でもある程度は綺麗です。FujifilmXT4はjpgデータそのままでも色表現に優れています。以前のCanonも綺麗でしたが色味やホワイトバランスを整えないと再現できないシーンがたくさんありました。また撮影では基本的にアンダー気味に撮影しています。これはデジタル写真の特性でラチチュード(適正露出の露光の許容範囲)が狭くオーバー気味のデータは白飛びして画像が残らない為です。ちなみに画像編集ソフトはRaw File Converterを使用しています。

撮影したデータは主に色味や露出、ホワイトバランスなどを調整します。新緑や桜・紅葉など自然な色味、夕方のサンセットなど演出することもあります。でも基本的には撮影時の雰囲気を大切に整えています。

③構図調整し、ナンバリングする。

色味を補正しつつ構図も整えます。撮影でシャッターを切って全てが完結するのが理想ですが、カットの中には水平垂直に違和感があったり、バランスが整っていない場合は微調整のトリミングをします。全てが整えば納品するデータファイル名を通し番号にして現像します。

今回は大まかな、撮影した後の話でしたが、違う機会に写真をセレクトする考え方やRaw File Converterをどう使用しているのかなどをまとめたいと思います。

さて、興味のある方に届くかな?

Terukazu



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