【映画】「マッドゴッド」感想・レビュー・解説

ヤバかった。意味が分からんかった。超絶眠かった。マジなんだこれ。84分の映画だったけど、眠気に耐えつつ頑張って目を開けていたのもあって、もっと長く感じた。2時間以上の体感。

ストップモーションアニメだと、少し前に観た『JUNK HEAD』が素晴らしすぎたので、どうしてもそれと比較してしまう。『JUNK HEAD』は、本職が内装業だという堀貴秀が、たった1人で7年掛けて作ったストップモーションアニメで、とにかくそのクオリティに驚かされた。とんでもない人間が世の中にはいるものだ、と感じさせられた。

『マッドゴッド』は、「特殊効果の神フィル・ティペット監督作」「30年の時をかけ、執念と狂気が生み出した奇蹟のストップモーションアニメ」と公式HPに書かれている。フィル・ティペットのことを知らなかったが、「ストップモーション」という手法を、確固たる映像撮影技術として昇華させた、特殊撮影を語る上で外せない人物なのだそうだ。なるほど、よく分からんが凄そうな人だ。まあフィル・ティペットのことは知らなかったわけだが、「30年も掛けて作ったストップモーションアニメ」というだけで、なかなか期待を持たせるだろう。

しかしなぁ。もうなんのこっちゃという感じだった。とにかく、何も理解できなかった。

今回映画を観て、1つ発見したことがある。それは、「『マッドゴッド』のエンドロールが始まった瞬間、眠気が一気に消えた」ということ。だからたぶん僕は、「目で見ているモノへの拒絶反応が『眠気』として発露する」のだろうと思う。

とりあえず、そのことが発見できたことを収穫としようと思う。

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