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カードからSNSへ 曹洞禅の伝え方

※文化時報2020年11月4日号の掲載記事です。

 曹洞禅の魅力を広く知ってもらうために運営する会員制交流サイト(SNS)のアカウントを周知するため、曹洞宗は、僧堂の風景などのポストカードを作成した。9月に東京グランドホテルで開催した英語坐禅会「ZEN Class」で初めて配布した。

 宗では、広報用素材として僧堂の画像や映像を蓄積。これらの一部を画像共有アプリ「インスタグラム」や動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。

 ポストカードは、僧堂の画像に、一般の人々の心に響く禅語を添えた。今年度の開催を計画していたイベント「東京禅アリーナ」で配布を予定していたが、イベント自体が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、今後は別のイベントで配布するという。

 広報用素材の収集を始めたのは、約5年前に広報担当者が「ビジュアルで見せないと伝わらない部分がある」と感じたためだという。当時は曹洞禅に特化した素材集が市販されておらず、カメラマンと共に20カ寺ほどの僧堂を巡り、えりすぐりの画像が800枚を超えるまでになった。

 インスタグラムのフォロワーは6千人超。寺院専用サイトからは、寺院が自由に素材をダウンロードできる。近年は要望を受けて宗の機関誌『禅の友』などに用いているイラストも掲載。寺院ホームページや寺報に活用されている。

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