見出し画像

子どもは誰の宝でもない

※文化時報2022年5月20日号に掲載された社説です

 東京都が「育児休業」の愛称を募集している。育休を取得しやすい社会の実現に向け、イメージを一新するためだというが、宗教者が向き合う「いのち」の問題と関係することに留意する必要がある。

 小池百合子知事は4月28日の記者会見で、育休の名称に関し「仕事を休む期間ということで、何かこう後ろめたい雰囲気を醸し出す」と述べ、意識を変えるための愛称募集だと説明した。

ここから先は

1,323字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

サポートをいただければ、より充実した新聞記事をお届けできます。よろしくお願いいたします<m(__)m>