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2023年6月からの1年間の市場環境の変化予測

うちの会社ではハードウェアスタートアップや大きなメーカーに対しての技術支援、コンサルティングをしています。主にはハードウェアの設計、開発を引き受けています。
5月が決算期、6月から新年度となるので、その一年がどうなるのか、その中で自分たちはどのように変化をしていくのか、ということを考えて、実行に移せるところは移すようなトライをしています。
自分でまとめているこの先1年の市場環境やその変化の予測を共有しよう、と思ったので、見てみて下さい。
また、こういった予測を立てた後に、どう自分たちがアクションをしていくのか、というプランを立てて、その実行をし、期が終わった時に振り返りをしています。
 
それでは下に記載をしているものが新しくたてたこの先1年間の市場環境の変化の予測です。はたして当たるのか?答え合わせは1年後になります。
 

スタートアップ界隈

ハードウェアスタートアップには引き続き厳しい、というよりはすでにハードウェアスタートアップブームは終わっているので、上に向くことはないと思われる。
大企業の新規事業は引き続き一定量はハードウェアに絡んだでてくる。ただし、確度は低下傾向。各社とも環境が厳しくなる中での余力がなくなってきていることが理由、と思われる。
また、引き続き細かな依頼の打診が来ることはある。ただしそれらは確度が低く、規模が小さいものではある。
相手がスタートアップ、大企業で我々に期待されている価値の領域が変わる。

コロナウイルス

世界的には2022年で終了している。日本と中国のみが一番遅くまで影響を引きづっているが、それも2023年にはほぼ様々な行動に対しての影響を及ぼさなくなると思われる。3年以上にわたり大きな影響を与えたコロナウイルスは終焉となる。
これによりインバウンド、アウトバウンドが本格的に復活する。
ただし、3年にわたり制限を受け続けたことで落ち込んだ日本人の消費マインドへの影響がどこまで良い方向に行くのかは読めない。 

海外出張

何の影響もなくどこにでも行けるようになる。中国ですら普通に行くことができるようになる。製品開発の過程で必要に応じて各所に行き確認、交渉などができるようになる。

仕事のスタイルの多様化

コロナウイルスの終焉によりテレワークから現場に戻ることになるが、web会議などのツールを有効に使いつつ仕事をする、ということ、また、副業などの多様化する仕事のスタイルはコロナウイルスが残したよい一面として引き続き残っていく。

中国の動向

台湾侵攻に向けた準備をしているのでは、と思われる。プーチンも自分の時代の総仕上げとしてウクライナ侵攻をしたことを考えると、習近平も同様のことを考えているということは間違いではないのでは、と思われる。
そうなると、ロシア―ウクライナ以上の大きな負の連鎖が市場に対して起こると考えられる。
ただ、2024年という話ではなく、もう少し先の話になるのではと思われる。

ロシアーウクライナの状況と影響

いつ終わるのかが見えない。これはすべての人もそう思っていると思うので、このマインドは市場全体に重い空気を落としている。

日本の政治

4月に日銀総裁が変更となる。また、7月に統一地方総選挙が行われる。引き続き低い投票率となり、大きく政権が変わることはない。
そのため既得権益、投票権を持っている層へのバラマキ、といった従来通りの政策が取られることとなる。

日本のマーケット

少子高齢化が進行をしていくことはこの先60年は変わらないことは確定している。変化するとしたら高齢者の寿命がさらに延びることで高齢側の人口が増える事。
問題は社会保障をどこまで保ち続けるのか。財源がない中で際限なく拡大をする歳出予算によって、若い世代は冷めた考え方を持っているため、本来消費する役割の若い世代のマインドが好転することが難しいため、日本のマーケットが明るいほうに向かうことは期待することができない。
トヨタなどの3月の労使交渉の結果は大きな衝撃だった。今後も少しずつ賃金上昇の傾向が続いていくことと思われる。

Web3

市場に対して大きなインパクトを与えることはない。ブロックチェーンが広がっていくには何かしらのコンテンツが必要だが、コンテンツは一部の人のファンに向けて、としかならない。一般市場に広がることを期待することは無理がある。

メタバース

こちらも大きなインパクトは期待できない。メタバースは過去から現在にかけて、大きな変化が起こっていない。実際に、すでにメタバースに入り込んでいる人はもう何年も前から入り込んでいる。この先の変化のトリガーがあるとしたら市場に受け入れられるVRグラスの発売だが、電池の効率が上がらない限りは、ここも一部のファンのものでしかありえない。また、電池の効率が上がる、ということは10年のスパンではない。唯一の期待はapple glass。これによって見せかけでもメタバースがにぎわうことの可能性の排除はできない。

AI

大きく進化をする一年となる。この進化により価値の提供ができなくなる人が出てくる(失業率の上昇)ことは容易に想像ができる。この市場に対する影響は10年程度をかけて徐々に侵食していくのでは、と考えている。
AIは良い面もあるが、これによる悪影響が市場に対してどう変化を与えるのかは全く予測することはできない。
本来は世界が共通の認識として何かしらの概念を形成すべき大きな問題。

この先1年の日本市場を総括すると

良い面:コロナウイルスの終焉、市場が活性化してくる。
悪い面:新しい技術の進化は見込めない一年。ロシア、中国の動きで大きく悪い方向に空気が流れていくリスクが大いにある。
テクノロジー:AIのインパクトは多分すごいことになる。

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