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花粉オンリーの図鑑、『花粉ハンドブック』ってどんな本?

2023年3月3日に、新刊『花粉ハンドブック』が発売されました!
この記事では『
花粉ハンドブック』がどんな本なのか、担当編集者(筆者)の視点でご紹介します。

いろんな形があっておもしろい!

花粉といえば、花粉症。スギ、ヒノキ、イネ、シラカバなどなど……。
みなさんが知らないうちに吸っている花粉は、一体どんな姿をしているのでしょうか?

たとえばスギは、こんな形!

直径37μm。人が肉眼で見える大きさは0.1mm(100μm)くらいが限度とのことなので、普段は目にすることはできない大きさですね。

…ん? こんなに丸っこいの? と思った方もいるかもしれません。
そう、花粉イコール「トゲトゲ」で「黄色」、なわけではないのです!

上段左:レンゲツツジ、上段中央:アサガオ、上段右:エゴノキ
下段左:クロマツ、下段中央:ヤマウルシ、下段右:リンゴ

もちろんトゲトゲがついている花粉も黄色い花粉も多いのですが、レンゲツツジのように複数の粒がくっついていたり、エゴノキのように△(三角)のかたちをしていたり、クロマツのように空気袋がついていたりと、その姿は意外といろいろなんです。(詳しくはこちらの記事へ!)

そんな身近な種類の花粉を186種分も紹介する図鑑が、今回の『花粉ハンドブック』! 一番の特徴は、理科の授業で使う光学顕微鏡での見え方の写真が載っていること。線画スケッチで特徴を見比べられるので、小中学校の理科の授業でも役立ちますよ。

その花にまつわる豆知識や、花粉を運んでくれる虫との関わりもわかります。
巻頭には、花粉が運ばれる様式などの基礎知識や検索表もついています。

花粉ハンドブック』で、春から花粉観察を始めてみませんか? 

新書判 / 128ページ/本体1,800円+10%税

書店のほか、hontoAmazon楽天ブックスなどのネット書店でもお買い求めいただけます。電子版も3/3に同時発売予定。

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