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ネイティブライクへの道〈9〉~英語の教科書における変化~

Welcome again to "A Journey to a Native-Like Speaker of English"! I'm June, a lifelong learner of English.

このシリーズは、ELSA Speak という発音トレーニングアプリをほぼ毎日使うことによって、私の発音がどのくらい改善されるのかをレポートするものです。このアプリは、Hikaruさんの記事で初めて知りました。

前回の投稿から今までの私の進捗状況

10月22日(木)85%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音86%, 流暢性86%, イントネーション75%, 強勢98%)

10月23日(金)85%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音87%, 流暢性86%, イントネーション75%, 強勢97%)

10月25日(日)85%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音86%, 流暢性87%, イントネーション76%, 強勢98%)

10月26日(月)85%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音85%, 流暢性87%, イントネーション76%, 強勢98%)

10月27日(火)85%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音86%, 流暢性87%, イントネーション76%, 強勢99%)

10月28日(水)85%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音85%, 流暢性87%, イントネーション76%, 強勢99%)

9月8日からこのアプリを使い始めて、まだ2か月経っていませんが、約10%アップしました。でも、発音が良くなった実感は無いなぁ…。相変わらず、your, would なんかが文の中に入っていると、そこで減点されています。1語だけなら、舌を盛り上げるのができても、文の真ん中辺りにあると、他のことも気にしなくちゃいけないから、うまくいかない。

今週のつぶやき

皆さんは、高校時代の英語の教科書で、どんな内容を読んだか、覚えていますか?

私が教員になったばかり、1990年代半ばは、海外の話題が教科書のほとんどのページを占めていました。ヘレン・ケラー、アウンサンスーチー、スティーヴン・ホーキング、ジャッキー・ロビンソン(近代メジャーリーグで最初のアフリカ系アメリカ人選手)、ピカソなど、偉業を残した外国人たちの紹介など。

人物紹介以外にも、海外のいろんな地域の食文化や、伝統芸能などの文化紹介がよくありました。

ところが、東京オリンピックが決まってからの高校英語の教科書(特に1年生の)は、その内容の半分くらいが日本ネタ(あくまで私の印象で、正確にデータを取ったわけではありません)。

例えば、「着物は外国でも人気がある」って話とか、「日本の町工場はスゴイ」って話とか。日本の地震の話とか。

それらの話が悪いわけではないけれど、つまんないなぁって思います。だって、日本文化や日本の歴史・地理だったら、社会や国語の守備範囲!英語の授業では、生徒のモチベーションを上げるためにも、世界のことを教えてあげた方が絶対良いのにって。

文科省は「日本文化を英語で伝える」ことを英語教育に盛り込みたいようですが…ほとんどの生徒の実力はそれ以前。英語そのものの力をつけるので精一杯です。

だいたい、私の前任校の生徒なんて、ヨーロッパが一つの国って思っていたり、「アメリカの首都は?」って聞いたら、「ダウンタウン」とか答えたりするんだから(笑)!それ、都市でもないからね!

…すみません、今回はほんとにただのつぶやきです。笑って読み流してください。

来週は「同僚に不人気な私の大学入試改革案(英語についてのみ)」をお話ししようかと思います。

では、今日はこの辺で。

That's all for now! See you next time! Until then, keep practicing!

「ネイティブライク」という言葉について… native-like という形容詞で、「ネイティブ・スピーカーではないけれど、それに非常に近い」という意味です。
「ネイティブ・スピーカー」という概念について… 応用言語学者の中には、ネイティブ・スピーカー至上主義(native speakerism)を批判する人も少なくありません。私も、ネイティブ・スピーカー至上主義は支持しません。私がこの記事で「ネイティブライクになりたい」と言うのは、発音練習が私の趣味だからです。英語はいろんな文化的背景を持った人たちがコミュニケーションのツールとして、第2言語として使うものですから、その人たちの第1言語(母語)に影響された英語(訛りのある英語)が使われるのは当然のことです。訛りのある英語も、アメリカやイギリスのニュースキャスターが使う英語も、言語として優劣は無いと考えています。世界には、native speaker の英語教師よりも non-native speaker の英語教師の方が、はるかに数多く存在します。私もその non-native speaking teacher of English であることを誇りに思っています。
私(1970年生まれ、インターネットが登場する前に大人になった)の英語学習歴… 子供英会話教室(当時はまれ)に通ったのがきっかけで、中学生頃から自分で英語漬けの生活を始める(中学校での壮絶ないじめからの逃避願望もあった)。NHKラジオ講座、文化放送「百万人の英語」、FEN(在日米軍ラジオ放送)、アメリカ映画、アメリカの十代向け雑誌など。フツーの公立中に通いながら、中2で英検2級。高校は海外帰国生が全生徒の3分の2という私立高校(ICU高校)で、アメリカ英語の洗礼を受ける。帰国生に負けまいと英会話スクールに通う。高2で英検準1級。高3で英語の先生に帰国生と間違われて内心ガッツポーズ(笑)。大学(ICU)で英語専攻。英会話スクールにも同時に通う。大学2年で英検1級。アメリカ人の教授について卒論も英語で書く。アメリカの大学院に1年在籍、アメリカ史を専攻して挫折して帰国。高校の英語教員になり、25年。その間、TOEIC 980点、通訳ガイド(通訳案内士)、TESOL(英語教授法)修士号(Temple University Japan)を取得。NHKラジオ講座は中学生以来、時々ブランクはあるけれど、聞いている。今は、アメリカのリアリティ番組にドはまり中。Podcast も好き。

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