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ネイティブライクへの道〈7〉~ネイティブって何だろう~

Welcome again to "A Journey to a Native-Like Speaker of English"! I'm June, a lifelong learner of English.

このシリーズは、ELSA Speak という発音トレーニングアプリをほぼ毎日使うことによって、私の発音がどのくらい改善されるのかをレポートするものです。このアプリは、Hikaruさんの記事で初めて知りました。

前回の投稿から今までの私の進捗状況

10月8日(木)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音82%, 流暢性86%, イントネーション75%, 強勢98%)

10月9日(金)82%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音81%, 流暢性86%, イントネーション75%, 強勢99%)

10月10日(土)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音83%, 流暢性86%, イントネーション75%, 強勢99%)

10月11日(日)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音82%, 流暢性86%, イントネーション75%, 強勢99%)

10月12日(月)84%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音83%, 流暢性86%, イントネーション76%, 強勢99%)

10月13日(火)84%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音84%, 流暢性86%, イントネーション76%, 強勢99%)

10月14日(水)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音82%, 流暢性86%, イントネーション76%, 強勢99%)

10月15日(木)83%ネイティブ「上級者」 (リスニング100%, 発音82%, 流暢性86%, イントネーション76%, 強勢99%)

夕飯の後、洗濯等の家事を済ませて、シャワーを浴びて、この ELSA Speak をやるのが密かな楽しみです。たまに、ビールを飲みながら…(笑)。

ネイティブなら完璧とは限らない

私は高校の教員なので、Assistant Language Teacher (ALT, 外国語指導助手)という肩書の「ネイティブ・スピーカー」と一緒に(毎時間ではありませんが)教えています。

ALT の多くは、北米かイギリス出身ですが、フィリピンやシンガポールなど出身の人たちもいます。

日本に来て何年も経っている人が多く、多くは日本人の英語に慣れています。そして、中には自分の母語が怪しくなっている人も。

今、私の勤務校にいるアイルランド人の男性は、60代半ば。20年以上日本に住んでいます。(生徒よりも長く日本に住んでいるわけです!)母国にはめったに帰りません。すっかり英語が「日本仕様」になっています。

話すのがゆっくりすぎて、かえって分かりづらい(笑)。

今日は、subtle という単語を、しっかりと /b/ の発音も入れていました。

また、もう一人のALT は、シンガポール出身なのですが、word stress (強勢、いわゆるアクセント)を時々間違えます。economic を、正しくは no に強勢があるのですが、co を強く読んでしまったり。

また前任校では、国籍はアメリカ人でも、10代半ばまで香港で育った中国系の女性。ハワイに移住してからもずっと中国人コミュニティで生活していたようで、英語は完全な第2言語。私の方がマシなのでは?って思いました。だって、間違いだらけなんだもん!話すのも書くのも!

もちろん、間違えは訂正してもらっています。ご本人に失礼にならないように、気をつかいながら(笑)。

ま、そんなこんなで、いったい「ネイティブ」とは何ぞや?って思うわけです。自分で、「ネイティブライクになりたい!」っていっているくせに(笑)。

でも考えてみれば、私の日本語もかなり怪しい。生徒に、「先生、日本語が変だよ!」とか「漢字、違います!」(私の板書を見て)とか言われるし!「ありがと~」って言って訂正してます。テヘッ。

では、今日はこの辺で。

よろしければ、こちらものぞいて見てください。

That's all for now! See you next time! Until then, keep practicing!

「ネイティブライク」という言葉について… native-like という形容詞で、「ネイティブ・スピーカーではないけれど、それに非常に近い」という意味です。
「ネイティブ・スピーカー」という概念について… 応用言語学者の中には、ネイティブ・スピーカー至上主義(native speakerism)を批判する人も少なくありません。私も、ネイティブ・スピーカー至上主義は支持しません。私がこの記事で「ネイティブライクになりたい」と言うのは、発音練習が私の趣味だからです。英語はいろんな文化的背景を持った人たちがコミュニケーションのツールとして、第2言語として使うものですから、その人たちの第1言語(母語)に影響された英語(訛りのある英語)が使われるのは当然のことです。訛りのある英語も、アメリカやイギリスのニュースキャスターが使う英語も、言語として優劣は無いと考えています。世界には、native speaker の英語教師よりも non-native speaker の英語教師の方が、はるかに数多く存在します。私もその non-native speaking teacher of English であることを誇りに思っています。
私(1970年生まれ、インターネットが登場する前に大人になった)の英語学習歴… 子供英会話教室(当時はまれ)に通ったのがきっかけで、中学生頃から自分で英語漬けの生活を始める(中学校での壮絶ないじめからの逃避願望もあった)。NHKラジオ講座、文化放送「百万人の英語」、FEN(在日米軍ラジオ放送)、アメリカ映画、アメリカの十代向け雑誌など。フツーの公立中に通いながら、中2で英検2級。高校は海外帰国生が全生徒の3分の2という私立高校(ICU高校)で、アメリカ英語の洗礼を受ける。帰国生に負けまいと英会話スクールに通う。高2で英検準1級。高3で英語の先生に帰国生と間違われて内心ガッツポーズ(笑)。大学(ICU)で英語専攻。英会話スクールにも同時に通う。大学2年で英検1級。アメリカ人の教授について卒論も英語で書く。アメリカの大学院に1年在籍、アメリカ史を専攻して挫折して帰国。高校の英語教員になり、25年。その間、TOEIC 980点、通訳ガイド(通訳案内士)、TESOL(英語教授法)修士号(Temple University Japan)を取得。NHKラジオ講座は中学生以来、時々ブランクはあるけれど、聞いている。今は、アメリカのリアリティ番組にドはまり中。Podcast も好き。


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