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ある高校英語教師のひとり言〈25〉~自分の息子の就活 Part 1~

Hi everyone! Welcome to "An English Teacher's Chitchat"!

ご無沙汰していました!2か月以上、長い文章を書いていませんでした。今回は、その理由となった息子の就活、特に公務員試験受験について、今までとはかなり内容が変わりますが、書いてみようと思います。

(1)息子が公務員を目指したきっかけ

息子は幼い頃から、さんざん私の仕事上の愚痴を聞かされて育ったので、高校時代には「教師にも公務員にもならない!」と言っていました(笑)。今も、「教師にはならない」というのは変わっていません(笑)。

私は「教師の免許だけでも取れば?」と軽く勧めましたが、激しい拒絶にあったので、それ以上何も言いませんでした。向き不向きのある仕事なのは、私がよく知っているので。

公務員については、一般的な会社員よりは休暇を取りやすいし、自分の仕事さえ終われば上司に気を遣わずにさっさと帰宅する人が多いし、身分も安定していることなどは伝えましたが、「公務員になった方がいいよ」と直接は勧めませんでした。

そんな息子がなぜ公務員になりたいと思うようになったか…。

それは、ブラジリアン柔術という格闘技に目覚めたからです(笑)。高校生の頃から興味を持ち始め、オンラインで試合の動画などを見ていたそうですが、大学1年の時に、あるジムに通ってこれを習い始め、ドはまりしています。

それで、社会人になっても柔術を続けるには…と考えたところ、ジムの先輩で、働きながらも頻繁に練習に参加して、試合に出場したり昇級したりしている人たちは、自営業か公務員がほとんどであることに気づいたのです。

それで公務員を目指すことにしたのです!さすが、我が息子、動機が不純(笑)。

実は、私は大学進学を目指す生徒に以前から言っているのです、「女の子にモテたいから良い大学に行く」とか「高学歴のダンナをゲットするために自分も良い大学に行く」とか、動機は不純でいいって。勉強したもん勝ちなんだから。

私が十代の頃、英語を一生懸命勉強し始めたのだって、カッコ良いアメリカ人俳優に憧れたからなんだから(笑)。

ただ、公務員になるのは、良い大学に行くとか英会話ができるようになるのと違って、税金から給料をもらうことになります。だから、たとえ最初のきっかけが不純でも、就職したら、誠意を尽くして働かないといけないと彼には伝えましたし、本人も、今では仕事内容にも興味が高まり、やる気満々です。

(2)理系はお得?

そんなこんなで、大学3年の春から公務員を目指しましたが、やはり、「公務員=行政職(事務職)」というイメージがあったので、息子も初めは行政職を目指して、Z会の講座を取り始めました。

ちなみに、息子は物理を専攻しています。これは、本人にとって第1志望ではありませんでしたが(笑)。

ところが、Z会の講座を頑張り始めてすぐ、3年の5月に、大学のキャリアセンターで面談をして、「公務員は倍率がメチャクチャ高いから、諦めた方が良い」と本人が受け取れるようなことを言われたそうで、がっくりと肩を落として帰って来ました。

これは私の、今になっての想像ですが、その進路指導担当の方は、息子の不純な動機を聞いて、不快に思われたんじゃないでしょうか。ごもっともです。

そして、ここから1か月は苦しかったです。どうしても公務員を諦めきれず、悶々とした日々でした。ネットで調べればいろんなことがすぐに分かる時代ですから、倍率が高いのは本人も初めから分かっていました。また、同じ大学の先輩の中にも少ないですが、公務員になった先輩もいたので、「絶対無理」とは思えなかったのです…。

そんな時、ふと、公務員にもいろんな種類があることを思い出し、行政職以外の区分を調べ始めたのです。

そして、物理を(不本意ながらでも)やっている自分なら、機械区分や電気区分はいけそうだと、過去問をインターネットで見て、気づいたのです。

しかも、機械区分(機械職)や電気区分(電気職)などの技術職なら、倍率が行政職よりずーっと低い!その自治体によりますが、2倍~3倍のことが多いです。(行政職だと、低い自治体でも5倍くらいはあると思います。)

ここで、お断りしておきますが、私は関東圏に住んでいるので、そのつもりで読んでください。他の地域だと全く違った話になるかもしれません。申し訳ありません。

そして、Z会は行政職にしか対応していないので、解約して、TACの通信講座を取ることにします。柔術の練習にも行きたかったので、通学するのはキツイと思ったのです。

TACの先生に、面談をしてもらい、「試験問題の相性だけで言うなら、力学が得意なら機械、電磁気学が得意なら電気が良い。でも、一生の仕事だから、仕事内容も良く調べて決めなさい。」という、的確なアドバイスを頂きました。

そして、機械区分(機械職)を選んだ息子は、大学3年7月から、本腰を入れて公務員試験受験のための勉強を始めました。

(3)その結果は?

いろいろな先生方にご指導して頂いた結果、今のところ…。

5つの採用選考を受け、1つは1次(筆記)試験不合格、4つは最終合格しました。

勉強嫌いの息子が、よくやった!でも、2次試験の面接対策は、お母さんも一緒に頑張ったよね(笑)。実際、そのために note を2か月以上休んだんだから…。

これから、合格者説明会などをやって頂ける自治体もあるので、それに参加したり、自分で情報を集めたり、柔術の先輩の公務員の方に相談したりして、なるべく早く、でも焦らずに、どこに行くか決めると本人は言っています。

(4)面接試験時期の面白エピソード

やっとここにたどりついた(笑)!これが書きたかった!

その1:血圧騒動

労働基準監督官の2次試験では、面接だけでなく、健康診断もあります。その検査項目に血圧もあるのですが、なぜか息子は血圧が常に高め。私の父方は皆、高血圧症なので、生まれつきの体質によると思います。アルコールはたまにしか飲みません。

それで、1次試験合格が分かってから、2次試験までの2週間くらいは「塩分控えめ」生活でした。幸い、息子は自分で料理するのが好きなので(でも片付けは嫌い)、自分で肉や野菜を茹でて、すこーしだけポン酢やマヨネーズをかけるなどして食べていました。

私が料理するときも、塩分控えめ醤油を使って、薄味にしました。2人でかなり頑張りました。

ところが、2次試験当日、面接よりもドキドキしながら血圧測定に臨んだら…。何と、看護師さんが、今時珍しい手動の、ポンプを押す血圧計で測ってくれて、正確かどうか疑問だったって(笑)!

もちろん、「所見なし」に○(笑)。

こんなんだったら、塩分控えめにすることなかったよ…と、本人は言っていました(笑)。

その2:母のジーンズびっしょり事件

息子が国家一般職の官庁訪問(実質的に採用面接)に行く日の朝のこと。前の晩は、息子と一緒に、訪問カード(履歴書+志望動機や自己PRなどを書き、訪問先の官庁に提出するカード)に書く内容を考えたり、想定問答集の答えを考えたりして、遅くまで起きていたから、私は頭がボーッとしていました。

いつもの通勤電車の中で、席が2席空き、その一つがすぐに取られ、残りの一つに私は腰掛けました。

すると…なんか、違和感。太もも辺りが冷たい!

えーっっっ????何これ????

訳が分からず、立ち上がりました。そっと、座席を触ると、濡れているではありませんか!こんなことって、アリ???

で、そういう日に限って、ホワイトジーンズをはいているんですよね!ビッショリなのがバレバレ!おもらししたみたい(笑)!

もうとにかく、職場の高校に着くまで、耐えに耐えて、着いたらすぐに、体育行事や掃除のとき用に置いてあるジャージに着替えました(笑)!

その日は、家に帰るまで、ずっとジャージでした(泣)。

あの座席の濡れは、何だったのか、考えたくないけど考えてしまう…透明な液体だったので、水ってことにしておいてください(笑)。

でも、その日息子が訪問した官庁で、仮内々定(こんな言葉、あるんですね)をもらえたので、運をすべて彼が持って行った結果だと思っています(笑)。

うわー、書きたいことがまだまだあるのに、もう3400字だって!では、Part 1ということで、今日はここまでにしましょう。最後までお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました!Part 2もよろしくお願いいたします!

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