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BUNGU SQUAD STORY #9『前夜』
この物語は、BUNGU SQUADというアナログゲームがどういう経緯で生まれて、どのように世界に羽ばたいていくかを、現在進行形で書き残していく自叙伝である。
5月中旬。
ゲームマーケット2019春の開催日まであと数日。
イベントに出展するというのは初めての経験で、ましてやいきなり東京ビッグサイトという規模で、ゲームマーケットに行った事も無ければボードゲームの事もほとんど何も知らない、そんな自分が躊躇する事無く応募できたのは、怖いもの知らず以外の何者でも無かった。
しかも、販売する物は何も無く、ただ試遊するだけのブースで2日間。
文具とトランプと紙があれば遊べてしまうので、ルールを覚えれば特に他に何も要らないゲーム。
色んな人に、「モノを作った方が良い」と言われ続けてきた。
しかし僕は、必要に迫られたわけじゃないなら、無理に何かを作ろうとするのではなく、せっかくこれだけで遊べるのにわざわざその強みを消す事の方がもったいないと思っていた。
なので、ここで遊んでくれた人が好きになってくれたり、何かしらの縁が繋がったりする事を願って、「出会いを買った」という意識で出展に臨んだ。
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結局一度も使わなかった
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✒︎ 世に放つ前の最終チェック
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いよいよ準備も佳境に入り、当日お手伝いに来てくれるスズキくんと、ゲームのルールやスキル、インスト(ルール説明)等の最終チェックをしていく。
この時に正式に決まったものは以下の通り。
【用語】
・トランプの♠︎♣︎♡♢→シンボルと呼ぶ
・ゲームの中での文具→武ん具
・アクション1→カード交換
アクション2→武ん具スキル発動
アクション3→ペンでマークか壁を書く※1
・アクション1〜3合わせてターンと呼ぶ
・スキルコスト→BP(ブングーポイント)と呼ぶ※2
※1 のちに明記する「アクション4 カード補充」というのもあるが、この時点では記載を省略
※2 ほぼ口にする事が無かったため、のちに撤廃
【ルール】
・手札を取った後、山札から一枚めくって数字が大きい方が先攻
・ターンの最後に足りない分のカードを補充する。えんぴつのアクションより前に行ってはいけない
いよいよ正式にルールを広めるとなると、細かい所をはっきり決めておく必要があって、noteにも遊び方を掲載し、そのQRコードや公式Twitterアカウントなどをフライヤーに明記した。
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また、ブングーファイブのルールをしっかり説明してプレイするとなるとかなり時間を要するので、これではたくさんの人に遊んでもらいたい自分達にとっても、たくさんのブースを回りたい来場者にとっても、双方に優しくない。
なのでゲームマーケットではミニゲームの「ブングースリー」の方を試遊してもらう事にした。
覚える事も少なく、早めに決着がつくので、ゲームの大まかな流れや世界観を知ってもらうにはこちらの方が最適じゃないかと。
ブースの設営は、株式会社Mackie-i-landsの「ごうだりかさん」にお願いして、伝えた要望を具現化してもらった。
とにかくたくさんの人に遊んでもらう事を目指して、子供にも馴染むような可愛いイメージで、Tシャツや横断幕やPOPなどのデザイン・発注全般を請け負っていただき、大変助かった。
※ちなみに当時のアイコンであったヒーロー戦隊のようなキャラクターは、言わずもがな代表のワラビサコ作画である…。(独特のセンス)
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あとは当日、出たとこ勝負。
賽は投げられた。
〜BUNGU SQUAD STORY #10 へ続く〜
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