丸永といえば愛すべき“あいすまんじゅう”だけれど。
ここ数日、部屋が6℃とか7℃とかで非常に寒い。大きな地震を経験して以来、部屋から玄関まで開けっ放しが習慣なので益々寒い。こたつと腰のカイロは命綱。寝るときは首元に毛布をガチガチに入れ込み、足元には当然湯たんぽだ。
こんなに極寒(九州も雪です)なのに、なぜか丸永製菓のアイスを語ることになってしまった。寒い。
九州が誇るアイス氷菓製造会社「丸永製菓」
丸永製菓をご存知の方は、まず「あいすまんじゅう」を思い浮かべるのではないだろうか。子どもの頃、母が近所の商店で買って来るアイスの中に必ずこれが入っていた。
あんこよりチョコを好んでいた幼少期から何十年経ったかな。大人になるとこの小豆あんモリモリの甘々アイスを急に食べたくなるのはなぜなのか。懐かしいからなのか?
愛すべき「あいすまんじゅう」。
とろりとした甘めの小豆あんがぎっしり。それを包(くる)むのはしっとりとしたバニラアイスだ。小豆あんとバニラアイスのバランスは、あんが7割あろうかというほど圧倒的。なのに、いける。いけちゃう。八女茶やあまおうバージョンも、ゆ〇マートなどではよく見かける。調べたら和栗の季節限定バージョンもあるようだ。あれ? モンブランにバターキャラメル、ずんだもちにロイヤルミルクティーバージョンまで発売されているのか。まだ一度も店で見たことないけど、ずんだもちバージョンは美味しそう……。
なんだこれは! あいすまんじゅうがチョコになってた
実は、昨秋墓参りに帰省した際、慣れ親しんだあいすまんじゅうがチロルチョコになっているのを地元スーパーで発見。こんなん、あったんか。旅先でも商店を巡るのは大好き。それはこんな出合いがあるからで。ご当地スーパー巡りは止められない、止まらない。
食べよう、食べようと思いながら、意味なく正月まで寝かせていた。
どれどれ、お味は。
あー、あいすまんじゅうだわ。外はホワイトチョコ、中は小豆風味ペースト&小豆チップ&小豆クリーム&小豆チョコ……。
ホワイトチョコの味どこ行った?
小豆!小豆!小豆!
だって袋を開けた瞬間、小豆の匂いがふわっとしたもの。小豆風味がすごい。ワゴンセールに突撃してくる人ぐらい、すごい。
あいすまんじゅうチロルは、確かにあいすまんじゅうの味がした。
いつも捜索。あのアイスは何処に?
ところで、「あいすまんじゅう」は無性に食べたくなるアイスとして心に留めているわけだが、「いやいや、そんなんよりもっと食べたいのある。見つけたら絶対買う。むしろ、いつも探してる」商品が丸永製菓にはある。
それは「きなこもちアイス」。特に冬食べたくなるの。
昔、こんなデザインじゃなかった?
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数年前に見つけたときには、こんなデザインになっていた。
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中身もちょっと変わったのだろうか。
このアイス、縁がないのか、うちの近所ではさっぱり見かけない。出合う確率は田舎に行けば行くほど上がる(注:あくまでもぶんぶんどー調べ/経験値)。どういうわけか、山奥のスーパーやコンビニ、道の駅などで偶然見つけることが多いのだ。食べたい、食べたい、食べたい。なのに出合えずにいる。
秋冬限定にはこんなアイスもある
きなこもちアイスを探すために売り場へ行き、”丸永製菓”の文字があると期待してテンションが上がる。
ところが、あいすまんじゅうがあるのは当然として、近所のストアではこんなものが最近席巻中。その名も「焼き おいももなか」。おいも、と聞くと「おいも、好いとった」の周防さん(朝ドラ・カーネーションより)に脳内変換されて我ながらこわい。
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きなこもちアイスじゃないのか(泣)。
しかしどんな味なのか一度は食べておきたい。性分なので。芋あんに使用の鹿児島県産さつまいもは、30%が紅はるかと書いてある。お、おお。
食して第一声。
「芋の味、ひたすら芋の味や!」
(見た目も芋のモナカアイス)
ふくよかな甘みの芋あん。あっさりしたバニラアイスの存在を忘れるほど濃厚だ。そしてお腹いっぱいになる。
これはこれで美味しかったが、ああ、やっぱりきなこもちアイスが食べたい。10日ぶりの買い出し(2021年初買い出し)ついでに、アイス売り場へ。一体自分はこの極寒の中、何をしているのだろうか。いや、アイス探してますのや……。
しかしふと思った。もしかして、冬に餅系アイスを食べたくなるのはロ〇テの雪○だいふくのせいなのかも、と。ハハハ。
そんなことない、そんなことない。とにかく、きなこもちアイスが食べたい。だがこんなに“きなこもちアイス”を連呼しているにも関わらず、結局見つからなかった。
オレの「きなこもちアイス」。
片思い中。
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