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【ITエンジニア】学習戦略・キャリアへの効果を考えてみる

こんにちは、ITエンジニア教育のスクータムです。
最近はいろいろと技術的な知識や経験をまとめることが多いのですが、今回は趣向を変えて、学習戦略・意義を考えます。

経緯

今、生徒さんにいろいろなことを教えているのですが、その時に感じた雑感をきちんと言語化しよう、と思い筆を取りました。

学習の指針

まずは、なにをどれだけやるか…です。
私はあまりいいモデルにならないので恐縮なのですが、学習に大切なのは以下の3つだと思っています。

  1. 方向性→おかしな方向に進まないこと

  2. とにかく量をこなす

  3. 実践に落とし込む

方向性

なんだ当たり前だろう…と思いきや、1が抜けることが多いです。
皆さんも経験あると思いますが、設計通りに実装されてないことってありますよね?

時間がたつと、思考の連続性が途切れてしまうのです。
ですから、ゴールから逆算したロードマップがとても大切かなーと思っています。

※手前味噌ですみません、ロードマップ作ってみたので、よかったら参考にしてみてください。

量をこなそう

方向性は大切ですが、一方で量をこなすのも重要です。
どうも、たいして手を動かしていないのに質の議論をする人が多い印象があるのですが、
まずは量をこなすべきかと思います。

野球始めたててでいきなりメジャーリーグの話をするのは無理があるように、
質を意識するのは、きちんと成果を積み重ねてからでも遅くはないと思います。

なんとなくの体感ですが、まず1000時間はこなしたいところです。

学習とキャリア

ここが一番気になることでしょうか、学習とキャリアを考察します。
キャリアアップの時に意識したいのは、
「自分のなりたいポジションの学習もサボらずやる、発信する」
です。

なかなか大変かもしれませんが、コツコツとやるといいと思います。

筆者の実体験

自分は最初は1.5年くらいソフトウェアエンジニアでした。
ただ、今後はクラウド構築や運用もやりたいなーと思い、ソフトウェア開発の合間にそこらへんのものを読んだりしていました。

今後のキャリアの志望を聞かれ、「クラウド管理と運用やりたいです」と言ったところ、その時はまだできませんでした。
たまたまポジションが空いて、ちょうど知識があったのが私しかいなかったので、私がその役割を拝命しました。

ソフトウェア開発のときより辛いは辛いのですが、今後いろいろと改善予定です。キャリアとしてはまだ3年くらいなので、クラウド管理・運用も大体1.5年いかないくらいでしょうか?

日頃の準備が物をいいます!
…そんなインスタントに人生が急変することなど、ないのです……..

学習と実務への効果

実務ではどう活きるのでしょう?
………愚問でしょうか?

ただ、自分としては結構気になるのは、
「課題の気づきの質の向上」
が最も大切な効果かと思っています。

ある実務Aは、手動でやっています。工数は10人日です。
Bさんは、そのままやります。
しかしながら、Cさんはこの作業を見て、「これスクリプト化したほうが速くないか?」と思う訳です。

Cさんは、IaCの勉強をしていました。
次にCさんが実務Aをやったときに、スクリプト化して、工数を50%以上減らした…

このような課題(=手動では遅いし不確実)に気づき、適切な解を出せるようになるのが、学習の最も良い効果かな、と思っています。

もちろん、言われたことをきちんと進めるのも大切ですよ。
ただ、課題への感度と実行ができるようになると、未来の自分が助かります。
上の例だと、今後の作業は10人日→5人日と半減する訳ですし、残った時間で他のことができますよね。(時間の複利効果、と私は呼んでいます。)

業務時間と学習時間

それで、気になるのは勉強時間です。
たまに見かける、「業務時間外の勉強するかしないか」論争はありますよね。

まず、私見を述べると、
「業務時間内に学習をする。ノってきたら業務時間外も勉強する」
のがいいと思います。

ちなみに自分は上記のタイプです。
ただ、人間の怠惰さやいい加減さをきちんと考慮すると、業務時間内の勉強が一番現実的な気はします。
やっぱり、時間外は自由に過ごしたい、そう思うのが人情じゃないでしょうか。
(といいつつ、私は休みの日も色々やっているのですが)

人それぞれではあるのですが、無理をしないのが一番です。

まとめ

ちょっと抽象的で申し訳ないです。
ただ、今回言いたいのは、
「ゴールと方向性が大切だよ」
ということです。

関係のないことに時間を費やすと、モチベーションが下がっちゃうかもしれませんし。
特に始めたたてのエンジニアが一番気をつけたいですね。

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