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港区(勤務)女子の「発心」その37@虎ノ門 小寶稲荷/羊文学賞 最終候補

不安に押し潰されそうになっている話を一つ。

最近凹みやすいです。仕事でいろんなチャンスに恵まれているものの、次々と課題が降ってかかってきて「私って仕事できる方だと思ってたけど、全然できないじゃん」と気づかされることの繰り返し。意見を求められることも多いけれど、「でも、私ってこんな偉そうなこと吠えられるほど人間できてるか?」と疑ってしまう。いつもは強気で吹っ飛ばせるのに。

畳み掛けるようにして(?)、羊文学賞も、最終候補に選んでいただいたものの、目標としていた受賞は叶いませんでした。初めて小説の賞に出した結果としては上出来だと思い込みたいのですが、正直めちゃくちゃ悔しい。このまま続けても、物書きとして大成する日は果たして来るのかと、先が見えなさすぎて思考が停止する。ただ、私にとって、物を書くということは、心の膿を出す作業だから、辞められるはずはないのですが。

そんな負のループ&矛盾を抱えながら臨んだ虎ノ門での打ち合わせ後、ふと目に入ったのです。ビルとビルの狭間の路地の先に、小さな真っ赤な鳥居があるのを。「子宝」ではなく「小寶」稲荷。お名前にしろこの佇まいにしろ、控えめなところに何だか好感が持てる神社でした。お稲荷さんといえば、少し前に那須の殺生岩がパックリと割れてしまったのが話題になっていましたね。我々からしたら、何か良からぬことが起こる前兆のような気がしてしまいますが、反対に狐の身になれば、縛り付けられていた封印からようやく解かれるという、大変喜ばしい出来事でもあるのかなとも、ついつい想像を膨らませていました。

「この人は私のことをいつも励ましてくれている!」と勝手に感じているしいたけ占いでは、3月「この不安は越えられる」とありました。4月に突入した今、私もがんじがらめになった不安を解いて、決意を新たにしていきたいです。

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