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くもりと時々晴れ
あっという間に年が明けた。
まだ1月なのに、もう何かに向けてカウントダウンを始めている。
去年の夏から、毎日持ち歩く手帳の日付に斜線をひくのが日課になった。
そしてまた最近は日課が1つ増えた。
日付に加え書き込んだ予定にも斜線を加えることだ。
1日は流れ作業、ピースのように予定をあてはめる。
何がしたいのか、何を目指してるのか、
何のために毎日過ごしてるのか、
分からなくなる。また、いつものように。
無色透明
味のしないガムが苦手だ。
噛んでいる意味を感じないから。
電話の無言の瞬間が嫌いだ。
この瞬間で自分がつまらない人間だと
バレてしまいそうだから。
予定が真っ白の日が大嫌いだ。
後から何もしなかったことを後悔すると、
わかっているから。
20歳になって余白が生まれるものを
無意識のうちに捨てるようになった。
ガムも電話も予定も、
その瞬間に何も生まれなくても、空白でも、意味がなくても好きになれたらいいのに。
how much ?
“2人組ってこんな簡単にできてしまうのか”
クリスマスになると2人組の男女を見ていつも何気なく思ってしまう。
小さい時の二人組は贅沢だった。
大きな集団から選ばれた嬉しさは
私をどこかほっと安心させていた気がする。
けれど大人になるにつれて、
いつしか二人組は予約制になっていった。
事前に二人組を予想して相手を予約をする。そこから生まれる目配せ、合図、予想、何かが鬱陶しくて約束を迫られても決められずに逃げてしまう時期もあった。
友達の二人組に加え、
恋愛は特殊な二人組だ。
一度結んだら、ほどく時には悲しみが伴う。
責任もある。だから、告白の瞬間に人は心からの言葉を交わすのだろうし、相手にかけた言葉にいつもより後悔をすることがあるんだと思う。
辻村深月さんが書いた「傲慢と善良」にこういう一文がある。
主人公の架が消えた彼女を探しに地元の結婚相談所に向かう。そして、婚活につきまとう「ピンとこない」の正体を何気なく尋ねるあのシーン。
ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です
値段は点数ともいえる。
その人が無意識に自分にいくら、何点というつけた点数に見合う相手が来なければ、
人は”ピンとこない”という。
世の中のカップルは無意識に頭の中の”ピン”を見分けて二人組を組んでいる。
恋愛ってすごいなと思う。
外に出ればこんなに人がいるのに、アンテナがそのピンを捉えて、好きと感じるのはごく一部なんだから。
二人組は安心できて強くてしぶとい。
だけど、不安でもろくてはかない。
山﨑ナオコーラさんが書いた「この世は二人組はできあがらない」でシオちゃんは二人組の恋愛に疲れて元彼の一言にこうつぶやく。
ひとりの愛より、みんなの小さな好意をかき集めて生きていきたい。
私はどっちの感情で今の恋愛に向き合おうとしているのだろうか。
わからないけれど、下手をすると生まれながらに持ち合わせた傲慢さで、一人の愛も小さな好意も受け止めたいと思ってる気がする。
相手のふとした動作でいつも考えてしまう。
“あなたは今、私に何点をつけていますか”
→2024
そうそう、noteに関して去年とっても嬉しいことがあった。
このnoteを始めたきっかけは、グレッグのダメ日記みたいに自分のダメさやちょっとした幸せを記録することだった。
こんなふわふわした文章に共感を持ってくれた人が、感想をくれたり、興味を持ってnoteをはじめてくれたり、さらには高校の同級生が激褒めして長文の思いを綴った文章を送ってくれたりした。
自分から何かを発信するのはちょっぴり怖いから、褒めてもらえて凄くニンマリしてます。どうもありがとう。
今年も山あり谷ありな人生を頑張ろうね
(本当は新年とともに書き始めてたのに、全然まとまりませんでした)
この曲1月に聞きまくりまくって
本当に勇気と元気と活力をもらいました
素敵なのでぜひ。
今日もまた、何かの終わりに向かって
カウントダウンをつづける。
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